書庫のある家が建てたくて
こんにちは。一条工務店のi-cubeで2012年3月に家を建てたneronaです。
タイトルのとおり、我が家には「書庫」があります。
といってもそんなに大きな部屋ではありません。
ふつうならウォークインクローゼットにする部屋を使って、代わりに本棚を設置して、書庫にしました。
もともと私たち夫婦は本が大好きで、結婚するときにも合わせて2000冊を超える本をもっていました。
でも、当時はマンション暮らしでしたので、本はダンボールの中につめこまれたり床の上にあったりで、とてもじゃありませんがすぐに本が読める状態ではありませんでした。
家づくりは必ず「優先順位」をつけよう!
いくらでもお金を使ってもよければ優先順位なんてつける必要はありませんが、現実はそんなことはありません。
例えば私たちのように「家には書庫がほしい!」と思ったら、その分、削らないといけないものが出てきます。
まず、「ウォーインクローゼット」を削りました。
しかしそれだけでは足りなかったので、書庫と天びんにかけたのが「土間収納」です。
本当は玄関に土間収納を作りたかったのですが、書庫が最優先だったため、泣く泣くあきらめました。
でもそのおかげで、書庫のスペースをしっかりと確保することができました(下記は何cmの本棚が置けるのかを確認するためにExcelで作成した間取り図)。
どうしても家づくりには「予算」があります。
他にも、「土地の広さ」や「建物の建築制限」なんかがあります。
でもだからこそ優先順位をつけておかないと、あとから「こんなはずじゃなかった・・・」となってしまいます。
特に夫婦の間で優先順位をハッキリしないと、ケンカの原因となってしまいます。
一条工務店の営業さんから言われた意外な一言
土地探しをしているときに、実は浮気しかけました(笑)
というのも、自分たちが当時住んでいたマンションの近くに掘り出し物の分譲住宅が出たのです。
値段はちょうど注文住宅のために使おうとしていたくらいの予算で、駅は近いし閑静な住宅街ですから、既に住んでいる自分たちはその価値はよくわかっていました。
そのため、一条工務店の営業さんに「実は・・・近所の分譲住宅に心が揺れてまして」と正直に言ったところ、営業さんは少し考えてこう言いました。
「なるほど、確かに周りの環境もいいですし、とてもいい家だと思います。・・・ただ、今まで一緒に土地を探したり、どんな家を建てたいかというこだわりを私も聞いてきましたので、1つ聞いてもよろしいでしょうか。その家には、neronaさんご夫婦の『こだわり』は含まれているのでしょうか?」
確かにその「土地(周辺環境)」は悪くないのですが、家自体はふつうの無難な間取りでした。
当然、書庫があるわけでもなければ、一条工務店のような全館床暖房といった設備もありませんでした。
その言葉を聞いた瞬間、自分たちの優先順位はなんだっただろうか、と思い出しました。
そして、その分譲住宅には「自分たちの『こだわり』が含まれていない」ことに気づきました。
それからは、分譲住宅のことはすっかり忘れて土地探しに明け暮れました(結局土地探しをはじめてから気に入る土地に出会うまでに1年以上かかりました)。
最後に
あれからもうすぐ6年になりますが、あのとき一条工務店の営業さんの一言のおかげで、今、「書庫のある家」に住んでいるのだと改めて思います。
これから家を建てる方は、ぜひ優先順位、つまり『こだわり』を考えながら、自分たちが住みたい家のイメージをふくらませてください。