新米編集長・北村です。家を建てたいけれど、土地探しからはじめなければならない…。
賃貸の契約はしたことがあっても、土地を購入するのは初めて。
不動産屋さんで土地購入の相談をすると、何を聞かれて、どんなものを勧めてもらえるのか気になりますね。
今回は、
という条件で不動産屋さんに相談してみます。
そこで、土地価格相場がわかるサイト土地データによると、平均坪単価26万円で、仮に30坪の土地でも780万円で購入できるかもしれない、愛知県豊川市に狙いを定めます。
今回は豊川市の不動産屋さんはるか不動産さんにご協力いただき、この条件で土地があるのかを一緒に探していただきました。
はるか不動産さんは、「不動産サービス業」を目指しているとのこと。
不動産屋はサービス業。ホスピタリティ精神を大事にしています。
という代表の西さん。
殿様商売にならず、いかにわかりやすく、おもしろく、お客様に満足いただける不動産屋を目指しています。
はるか不動産さんは、名鉄豊川線の諏訪町駅から徒歩3分。
可愛らしいウェルカムボードが、アットホームな感じが伝わります。
こんにちは。
こんにちは。お待ちしておりました!!どうぞどうぞ敷居の高い不動産屋ですけど、本当は敷居が低いんですよ(笑)
入り口の段差に注意してくださいというのを、ハイテンションな冗談で伝えてくれました。
はじめまして。はるか不動産の西です。
丁寧にご挨拶をいただきました。
こんな遠いところまでようこそお越しくださいましたー!北村さんは初めて土地を探されるんですか?
そうなんです…。土地ってどうやって選べば良いのかわからなくて、なんとなく1000万前後の土地がありそうだと思って探しにきました。
そんなに難しく考えなくても良いんですよ!
まずはこちらの『お客様家づくりお手伝い帳』をご記入ください。
これは北村さんがどんなお家をイメージしているのかなど、ぼんやりした内容を具体化するためのツールなんです。
書けるところだけ書いていただければ大丈夫ですよ。
『お客様家づくりお手伝い帳』の内容は希望の土地のエリア、こだわりの条件、自分たちの年収なんかもありました。
どのくらいの金額の土地が良いか、具体的に絞り込んでいく大事な情報ですね。
中には年収を記入する欄もあり,具体的な年収をさらすのはいささかお恥ずかしいところですが、正直に書きます。
北村さんは名古屋に出やすい場所で、1000万前後の土地を探しているのですね。
それが妥当かはわかりませんが、土地と合わせて3000万台で収まることが理想です。
なるほど、それならば豊川市は名古屋にも比較的出やすいですし、いいところですよ。こんなのはいかがですか?
さっそく物件情報が登場しました!しかも物件情報の束が分厚い。
たくさんの土地から選べそうでワクワクします。
結構あるんですね!
結構あるんですよ(笑)この紙の他にも実は結構物件持ってて!ジャーン!
取り出したのはiPadで、そこには不動産情報サイト『at home』の画面が写っています。
これ、『at home』じゃないですか!これならネットで探せますけど…。
まあまあ、そう慌てずに。はるか不動産は『at home』の加盟店なんですよ。だからここに掲載されている物件、どこでもご紹介できるんですよ!
てっきり不動産屋さんというのは、こういう紙の物件を紹介するだけだと思っていました。
不動産流通標準情報システムのREINS(レインズ)だけでなく、こうした大手の加盟店になる不動産屋が多いと思いますよ。エリアによっては事情が違うと思いますが、情報サイトの加盟店になると、一気にご紹介できる物件が増え、お客様も選択肢も増えます。
自分で検索しても、その土地を持っている不動産屋さんに問い合わせをしなければ、実際に見学に行けません。そう思うと、不動産屋で検索しながら情報を見つけて、すぐに見学に行けるのは便利だなと思います。
いくつか見て、気になる土地を発見。
譲れない条件は、駅から徒歩10分圏内という立地なので、とある駅から徒歩10分の土地があったのでさっそく、実際に見に行ってみました。
空調は大丈夫ですか?
車中で常に気遣う西さんと、雑談が弾みました。雑談しながらお客様のことを少しでも知りたいといろんなことを聞いているそうです。
初めてのせいか土地を見ても何も浮かびませんでしたが、いろいろと役立つポイントを伺いました。
実際の土地を公開することはできないので、その様子だけをお伝えします。
ここからは実践編!気になる土地を見に行っても、良し悪しはサッパリわからないはず。まっさらな土地をどうチェックするか。
西さんは注意点を教えてくださいました。
『杭を残して悔いを残さず』と言って、境界線をしっかり残してあることが大前提です。境界線を示すものは「境界標」と呼ばれる正方形の目印。地中に埋まっています。境界標は四隅にあるものなので、それがあるかどうか確認しましょう。
今回の土地にはちゃんとありましたが、境界標がない場合は土地家屋調査士に依頼して、どこからどこまでが境界なのかを定めることになります。
境界標はコンクリートや石、金属などいろいろな素材でできているので、不動産屋さんにと一緒に探してもらったほうが確実です。
この境界標情報は、家の設計を正確におこない、のちのちのトラブルを防ぐために大事なものです。
また、次にチェックしたのは水道の場所。
水道の引込管を見ています。
13mm、20mm、25mmなどの種類があり、昔の住宅では13mmが主流でした。しかし、現代ではそれでは水量が弱いと感じるでしょう。キッチン、洗面所など、どこかで同時使用すると急に水量が落ちる可能性も。できれば20mmが望ましいですね。
もし仮に20mmに引き込み直す場合は工事量がかかり、自治体によって価格差はありますが、20万~50万程度は覚悟しなければならないそうです。
引込管の種類もチェックするのに大事なところなのですね。
その後、家の周囲を見て、西さんは身振り手振りで
この辺りに駐車場、この辺りにキッチンがあるのかな?
とイメージを湧かせるように、誘導してくれます。
もし、土地を見て住むイメージがまったくわかなかったらすぐに言ってくださいね。その直感は当たりますから。これぞという土地にはイメージがわくものなのです!
直感!!具体性のない理由は口に出しにくいですが、ハッキリ言ってみることにしました。
断るのは苦手なのですが、妥協は禁物です。
実はあまりピンとこないんです。良いなと思うんですけど…。
よくあることですから、気にしないでください。土地探しはご縁なので。また北村さんの気に入りそうな土地が見つかったらお知らせしますね!
と、その場をサッと退散しました。
引き際も肝心なんだそうです。
内心ホッとしました。断るとあからさまに嫌そうな顔をされると、相談しにくくなりますから…。
本日はお疲れになったのではないでしょうか。また情報が入り次第メールか電話を差し上げます。
はい、ぜひ他の土地も見て考えてみたいです。ありがとうございました!
このように不動産屋さんは土地が選べるように、情報をまとめてくれたり、アドバイスしてくれたりします。
すぐに決めなくても、いくつか見たいところを回って決めていくものだそうです。
はるか不動産で教えていただいた、土地を見に行く時にチェックするポイントは、
でした。
境界標や水道管について知れたことで、高額な土地を買うというプレッシャーが和らぎますし、土地がどういうものなのかがつかめてきました。
少しだけですが土地についてわかってくると、漠然とした不安がなくなってきます。
今回はそれが大きな収穫でした。ありがとうございます!