前回の林さんと大工さんの打ち合わせの日は、クラッソーネ編集部も同席させてもらえることになりました!
一緒に打ち合わせに同席するのは、家づくりの流れでアドバイスと情報監修を行っているクラッソーネの川口。
ハウスメーカーで営業をしていた経験を活かし、林さんの家づくりをサポートします。
打ち合わせ当日は大寒波到来の日で、富山は真っ白。
そんな雪の中でも笑顔の川口さんは、久しぶりに家造りの現場に行くということで、テンションが高め。
林さんご夫婦と合流し、建築を担当する神保さんのところへ向かいました。
林さんの悩みは「目的もないのに広くなってしまったので、なんとかしたい」ということと、「買った設備を持ち込み出来るか」の2点です。
まずは設備の持ち込みから相談してみます。
買った洗面台は入るのか?バスルームの設計
実は気に入った洗面台をネットで見つけて買ってしまったんです。
今のこの洗面所に入るんでしょうか?
なるほど、今の洗面所の間取りを見ると、(買った洗面台は)寸法的には入るけれども、窓が大きいのでその隣には何も置けなくなりますね。
・・・ラックが置けないのは困ります。
お風呂に入る時に、着替えを置く場所は絶対に欲しいです。
小さくてもかまわないので・・・。
洗面台の大きさが決まっているので、変更できる部分は窓ということがわかりました。
洗面台を入れるために窓を小さくすると、あまり採光がとれなくなる。
どうしたらいいのかを話し合います。
すると奥様は事務所の窓を見て閃きました。
(上の写真のような)縦長の窓をいくつか並べるというのはどうですか?
そうですね。(メジャーで長さを測って確認)
最初お二人は大きな窓をつけたいと希望していましたが、大丈夫ですか?
もしそこにこだわらないなら、変更できますよ。
窓が小さくなると、洗面台の横にスペースはどのくらいできますか?
(図面を見て)幅は50センチくらいですが、ちゃんとスペースはできますよ。
洗面台の問題は、窓の形を変えて明るさを維持し、希望のラックも置けるスペースができることがわかりました。
設備は何を入れるかを検討
続いてはキッチン、お風呂はどこのメーカーの何を入れるかを決めてほしいと、大工さんから伝えられます。
実はまだどんなものを入れるか決めていないということで、数週間以内に決めてきてほしいということに。
すでにショールーム、パンフレットを見て目星はつけていますが決定ではないとのこと。
急いで2人で見て回ることにするということになりました。
そこで旦那様の質問が。
例えば量販店で設備だけが最終処分セールになっているものがありますよね。
それを買った場合、取付けだけやってくれる業者さんはいないんですか?
私の知り合いにはいませんね・・・。
設備と職人さんはセットというのが、一般的なんですよ。
メーカーも商品が売れても設置をしないといけないし、業者さん安定した仕事がほしいからここは難しいですね。
どうしてもメーカーさんとタッグを組まないと、厳しい現状があることがわかりました。
しかし解体工事の匠、エクステリアの匠などで職人さんとのつながりがたくさんあるクラッソーネで、取り付けのみ担当してくれる業者さんを探せるかもしれないとのこと。
一度聞いてみて、ダメならメーカーさんで購入して取り付けまでを依頼するということになりました。
踊り場の無駄なスペースが大きい
参考になる間取りが見つからず、間取りづくりが難しかったという奥様。
実は、現在打ち合わせで使われている間取り図は、奥様の考えた間取りがそのまま反映されていました。
その間取り図で、気になるところがあるそうです。
玄関ホールの広い空間が気になるんです。
こんなに広くなってしまうのはもったいないかなと。
もしスペースがあるなら大きめのシューズクロークをつけたいのですが、でも仕方ないですよね・・・。
その他、お父さんの趣味の部屋とトイレのドアがぶつかることなど気になることがちょこちょこと出てきました。
こんな風にしたらどうでしょう?
クラッソーネの川口が提案をします。
川口の間取り提案1
- トイレを横向きに配置して和室の扉とトイレの扉がぶつからないようにする
- 階段ずらして空間をとってゴルフ用品など大きなものがしまえるシューズクロークを設置
- 階段下収納も残す
- 踊り場の面積を少なくして収納をたくさんつくる
その場合の懸念点は収納を入れると玄関がちょっと暗くなることですが、どうですか?
玄関は通り過ぎるだけ。基本的に長時間過ごさないから大丈夫かなと思います!
気になる点を解決でき、それをあらためて間取り図に反映してもらうことにしました。
できあがった間取り図(1階部分と外観図)はこちらです。
こちらも奥様が希望したいた大きな玄関収納。ここに靴やふたりの趣味のゴルフ用品を収納できますね。
大きな洗面台の横にはスペースができ、奥様希望の棚を置くことができます。
リビングも広いので、旦那様のお祭りの仲間が集まってお酒を飲んだりもできそうです。
間取りを提案したその後は?
その後間取りで大工さんと打ち合わせをした林さんご夫婦。
せっかくの家なので、やりたいことを諦めずに実現できる方法を考えたいという方向になりました。
打ち合わせを重ねた結果、間取り図が決定しました。
現実的なものそうでないものを取捨選択して納得の間取りができたそうです。
洗面台、シューズクロークなど困っていたことがどんどん解決して嬉しかったです!
誰に相談していいかわからないことを、しっかり相談できたのが良かったです。
家づくりは決定の連続で迷うことがたくさんあります。
知識のある第3者からアドバイスをもらうことで、決めやすくなって家づくりのスピードが加速した気がします。
そして無事に地鎮祭を2月下旬に行い、現在着工中です。
皆の意見がまとまった間取り図ができあがり、あとは完成を待つばかり。
どんなお家ができあがるか、楽しみですね!