Categories: 家づくりブログ

必要な土地のサイズ、予算を知る方法

こんにちはジューテックホーム施主のケロです。

情報収集とイメージづくりということで、前回は土地の見つけ方、安全性、情報収集について書いてみましたが、その第2弾の今回は土地と言ってもどれだけの広さ必要なの?っていう観点で書いてみたいと思います。

 

我々は家探しの中で土地探しもしましたが、ある意味自由にできる注文住宅と違って、ありものを買わないといけない土地探しってのは大変でした。

住宅で言うと建売の中から選べってのと一緒ですかね。
それにキープしておいて他と比べてみるって余裕はないですからね。
いい土地はすぐなくなる。

まぁそんな中でもなんとか今の土地を見つけたわけです。

で、土地が決まってからプランニングを始めたんですが、当時は今より素人だったもので、北側斜線とか道路斜線とかさらにはローカルルールとか土地に関する決まり事を全然知らなくて後から知ったわけです。

 

皆さんはそのような土地の制限ってご存知でしょうか?

 

まぁ最初の2つは調べればわかるでしょう。

簡単に言うと、こんな感じです。

境界からの距離を取って、高さ制限を守った真四角なエリアを考えてみます。

この赤い部分は使っちゃダメなエリアってことです。

地面上では使えるエリアでも高くなると使ってはいけないエリアがあるってことです。
北側斜線はそれが北の境界に対してなんですが、日当たりを考えたらわかりやすいですね。

第一種低層とか第二種とか、あとは建蔽率とか容積率とかはなんとか知ってましたが、こういった制限は土地を買うときに始めて知りました。

色々な家を見てると北側だけ屋根が斜めに切ってあったりして不細工だなぁって思ったりしてましたが、そういう制限があったりするんですね。
なので、屋根の形とか大事になってくるわけです。

例えば、先の土地の制限だとしたら、太陽光とたっぷり乗せたいって思って片流れにしようとしたら制限に引っかかります。

切り妻であれば大丈夫。

ってな感じですね。
また、ローカルルールってのは法律で決まっているよりもさらに厳しく制限されたその地域のルールです。

先程の斜線規制も一律に決まってるわけじゃなくて地域によって違っているそうなのでローカルルールといえばローカルルールですけどね。

 

ローカルルールですが、例えば我が家の場合は、隣地との境界からの距離は民法で50㎝以上となっているところ、うちの地域は1m以上という決まりがあります。

また、高さも1種低層は10m以下だそうですが、うちの地域は9m以下。おまけに2階まで。

また、土地の最低の面積ってのも決まってました。

建蔽率、容積率は40/80なので、要はゆったり土地を使ってね!ってことでしょう。田舎ですから。

 

あと、鎌倉とか地域によっては外観にも制限があるところもあるようですね。
まぁ我が家もまことちゃんハウスカラーにしたらどうなっていたかわかりませんが。

そういった諸々の情報があって初めてその土地のどういう家が建てられるのか?ってのが検討できるわけで、そのための情報収集を敷地調査といってハウスメーカーが有料もしくは無料でやってくれたりします。先に述べた規制だけじゃなくてその他様々な土地に関する制限ですね。

 

我が家は土地を買ってからプランニング始めましたが、土地を買う前にイメージをしっかりもっていたら、そういった制限のおかげで思った以上に狭い家しか作れなかった。

とかあったかもしれません。

 

なので、考え方としては、

まず必要な家の広さを考えて、
それが最低限入る土地の広さを考えながら土地探しをする

ってする方がよかったのではないか?と思うわけです。

 

と、前置きが長くなりましたが、その必要な家の広さをどう考えるか?ってのを書いてみたいと思います。

 

 

まず必要な部屋から広さを考えます。

例えば、3LDKで考えてみます。

  • LDKは16帖は欲しい
  • 子供部屋が6帖が2部屋かな
  • 寝室は8帖
  • WICで3帖
  • トイレが1帖で1階と2階に一つづつ
  • お風呂が2帖
  • 洗面が2帖
  • 玄関が2帖

最低限これだけ欲しいな!ってって考えると合計47帖です。

階段を2帖分考えると1階と2階で同じ面積使うので+4で51帖
でも階段下をトイレとして使えるとして-1の50帖

つまり最低50帖。延床面積25坪は欲しいってことになります。

2階建てになるので、必要な土地はその半分でいいですよね。
総2階で考えると1階の面積は50÷2=25帖 ≒ 42平米。

というわけで、

建蔽率50%の土地だとしたら最低84平米は必要ってことになります。
もちろん建蔽率40%なら105平米必要。

どうしてもその広さの家が必要ならばこれだけの土地を探さないといけないってことになります。

もちろん真四角ならともかく、尖った土地とか細長い土地とかだと単純計算じゃできなくてもっと必要になってきたりします。

 

で、お気づきかもしれませんが、先の計算には廊下収納も入れていません。

収納は必須でしょう。加えてください。
廊下はプランニングで多くも少なくもできます。

効率を考えて廊下が無いってのもいいでしょうが、あえて廊下で空間を区切るって考えもあります。

まぁ土地の形も大事ですけどね。

さらに、吹き抜けがほしいってなるともっと広さがいります。

でも、オープン階段にすると下はLと兼ねられる?

 

と、考え始めるとどんどん発散していきます。

ここらへんはもう工夫ですね。

 

また、家の中だけじゃなくて、も大事です。
駐車場は?車は何台止めたい?自転車置き場は?物置は?庭は?

 

ただ、これらは建蔽率考えないのでいいから計算は別になりますが、土地の広さとしてちゃんと考慮しないとダメですよね。

駐車場だって軽なのか大型車想定なのかで必要な広さが違います。

我が家は駐車場として幅350cmとりましたが、これでも意外と狭いです。カーポートの足とかもあるし、蓄電池まで入れちゃったし。

もう50㎝広かったら楽なのになぁって思ってます。まぁそれなりの土地にするか家を狭めるかってのは考えもんですけど。。。

 

そういったことを考えると、だいたいどのくらいの広さの土地がいるのか?ってなんとなくわかってくるでしょう。

 

考えるのが面倒な時は、建売や中古物件の間取りと面積を見ながら欲しいサイズの家がどのくらいの面積取っているのか?ってのを調べるってのもいいでしょう。

 

で、そこから住みたいエリアでの坪単価からおおよその予算がわかったりしますよね。

 

加えて土地の形や周辺環境等々で値段は上下するでしょう。

それで、予算が厳しい場合は、広さをあきらめるか、場所をあきらめるか、何かを妥協していく必要があります。

我々は環境と広さを取って場所(利便性)を少し妥協したって感じでしょうか。

駅までは遠いですが、静かさ等住環境については気に入ってます。

特に最近はワンコと暮らし始めたので、つくづくこの場所で良かったって思ってるわけです。

 

っという感じで土地を考えるという方法もあるのではないでしょうか。

ちなみに土地が決まった後の間取り検討は以前の自ブログのこの記事に書いてます。

 

グリッドで考える間取り

 

順番は違いますが、数え方は同じかと思います。

今思うとつたない部分もありますが、参考にはなるんじゃないでしょうか。

 

 

ケロ

東京都在住のサラリーマン。 夫婦と文鳥、ミニチュアダックスとで暮らしています。 一生に一度の家造りの記録を自ブログ(https://kerohouse.com/)でも綴っています。

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ケロ
Tags: 土地間取り敷地調査地価斜線規制

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