こんにちはジューテックホーム施主のケロです。
今回は自分のブログでも一番アクセスの多い2階リビングについて書いてみようと思います。
カテゴリーとしてプランニングってのはどれに入るかわかりにくいんですが、詳細打ち合わせのカテゴリーに入れてみました。
都会によくある3階建ての家なら2階リビングって当たり前かと思いますが、一般の2階建てで2階リビングにするってのはかなり勇気がいるようで、弊ブログではアクセス数が多かったり、直接メールいただいたりってのが一番多いのかな?って思ってます。
まぁネットだけじゃなくて実の知り合いからも2階リビングについて聞かれることは多いです。
実際に我が家に見に来たりする人もいますし。
で、2階リビングはどうなの?
と聞かれても一概に答えられないというのが本当のところです。
都会の3階建てならば、1階は玄関や駐車場で狭いので2階リビングってのは広くとれるし、家の真ん中ってことでいいんでしょうが、2階建ての場合はそう簡単にはいかないですよね。
我々は色々な住宅を見る中で、リビングから見える光景が気になってて、
お隣さんの家の窓が見えたり、外を歩く人が見えたりってのがとってもいやだなぁ。。。それじゃ窓開けれないじゃん!
って思って、家の南側が開けていて見晴らしがよければ1階リビングでいいけど、そうじゃなかったら2階リビングにしようって決めてました。
まぁそんな良い土地はそうは無いですよね。
我々が買った土地は南に向いているひな壇の土地ですが、それでも1階の目の前はお隣さんの2階がみえるわけです。
なので、必然的に2階リビングにしたわけです。
おかげで、2階のリビングからベランダ越しには100m以上向こうの景色がみえるわけで、人の目はあんまり感じません。
ただ、平地だったら2階リビングにしても目の前はお隣の2階なので、その場合はどうしたかはわかりません。
目隠しの手すりを高くするとか、1階でも植樹して目隠しするとかしたかなぁ。。。
まぁ一般的にリビングというのは1日において一番いる時間が長いところです(寝室は除きますが)。
その一番多く過ごす空間のプライバシー感を大事にしたかった ってというのが一番の理由ですね。
但し、ただ2階リビングにしただけではダメでいくつかの条件があり、それらが全て揃ってこその住み心地かと思います。
その条件を挙げてみます。
2階リビングと言ってますが、正確には2階LDKです。
やはりLとDとKは一緒じゃないと使いにくいですもんね。
2階リビングで一番懸念されるのは歳取ってからの上り下りと言われます。
まぁ実家では急な階段を80歳近い親が上り下りしてましたが、危険であることには変わりありません。
なので、階段はなるべく緩めになるべく広めにしました。
途中で折り返すようにしたので、万が一滑って転んでも途中で止まれます。また、広いということは2階へ冷蔵庫等の大物家電を運ぶ際にも役立ちます。
おかげで、実家では絶対に上り下りに手すりが必須でしたが、我が家は手すりを握らなくて犬を抱いたままでも全然問題なく上り下りできます。
洗面もお風呂も2階に置きました。
これは我が家の動線から検討して上にしたわけです。
寝室は1階ですので、お風呂入ってすぐ寝るとか、朝起きてすぐお風呂。家に帰ってすぐお風呂って人ならば1階にあった方がよいかもしれません。
我が家はお風呂入ってそのあともリビングでまったりするので2階にお風呂というのがあってます。
ただ、お風呂の下の部屋はお風呂の音が聞こえやすいです。
我が家はお風呂の下は寝室にせざるをえなかったので、神経質な人だと無理かもしれません。
まぁお風呂入る時間に寝てることは少ない。そんなにでかい音じゃない。という理由から問題なく過ごせてます。
できることなら、お風呂の下を収納スペースとかトイレとか居室以外にできたらいいんでしょうけどね。我が家もさんざん悩んだんですができませんでした。
で、これらの条件がそろった上での2階リビングのメリットですが
なんと言ってもこれが最大のメリットですね。2階なので人の目も感じにくいですし、外との距離がありますから自分たちの声が外にも漏れにくいですし、逆に外の音も聞こえにくいです。
リビングの窓開けて寝ていても不安がありません。
また、ワンコが新しく我が家にきてますが、鳴き声も外に漏れにくいし、窓をあけていてもベランダまでで外まで出ていくってこともなく、そういった面では心配は少ないです。
窓も開けやすいですね。
我が家はトリプルサッシということもあり、窓そのものに防犯性があるので、窓の外に鉄格子やシャッターはつけていません。
人が入ってこれるほど開く窓は少ないですが、それでも1階で窓を開けたままにするってのは抵抗があります。それが2階だと全然気になりません。
LDKはどうしても壁が少なくなりがち。それが2階に来るってことで逆に1階に壁が多くなりますので耐震性にも有利です。
また、我が家のように屋根断熱の場合だと吹き抜けにして勾配天井にすることができますが、それでも部屋の面積は減りません。
1階リビングで吹き抜けにしたら2階の面積が減りますからね。これもメリットですよね。
逆にデメリットです。
やはり一番は荷物運び。
食材とか買ったものを2階の冷蔵庫までってのはやはり遠いですね。
なので、箱買いした水とかビールとかの重いものは1階の土間収納に入れておき必要な分だけ持って上がるようにしています。
土間収納は便利ですよ。
でっかい家具も買えませんね。
ビッグドラムとか横幅の広い650L級以上の冷蔵庫とか、ピアノ置きたいとか。。。
厳しいでしょうね。
まぁそういうことも見越してリビングの窓だけは掃き出し窓にしてはいます。外から搬入できるように。
たぶんそんな巨大なもの買わないとは思いますが。。。
よく言われる動線はデメリットじゃないです。
上がったり下がったり大変じゃない?
と聞きますが、我が家の場合は
朝起きて1階→2階、食事して2階→1階、出かける
帰宅して1階→2階、寝るまで2階、1階に降りて寝る
という動線で、言ってみれば寝る時しか1階にいないってことなので全然苦じゃありません。
ただ、車に乗ろうとして忘れ物したってなった時には2階まで帰るとか、庭いじりしててリビングと往復するとかってときはまぁ距離を感じますが。。。
また、プライバシー感があるってのがメリットですが、逆に言うと、1階との距離があるので、例えば鍵をかけ忘れたとか、誰かが出入りしたってのは2階にいると感じにくいです。
ある意味デメリットですね。
ただ、最近はワンコが1階の小さな物音にも反応するので助かってるといえば助かってますけどね。
玄関が遠いというデメリットは色々と不便な部分があります。
お客さんが頻繁に来るような家庭ではその度に玄関に行かないといけなくて大変でしょう。
宅配便もそうですね。来る度に1階に降りていかないといけません。
これが一番言われるとこですね。歳とったらどうするの?って。
我が家の緩やかな階段ですら夫婦ともにダメになったらもう一軒家はあきらめてマンションっていうよりもグループホームでしょう。
階段はダメだけど1フロアならいいっていう状態はなかなかありません。玄関の前に階段数段ありますし。
一人が寝たきりになった場合は1階の居室を使えるから問題ありません。その時のお風呂は?って言う人もいるでしょうが、そういうときのお風呂ってだいたいデイサービスのお世話になりますよね。だから問題なし。
実際に介護も経験してる上での判断です。
ってなことを考えたわけです。
という感じでしょうかね。
重ね重ね言いますが、どれが良いかなんて正解はないので、各人の周辺環境、家族構成、プライオリティ等々で決めればよいのかと思います。