2015年(平成27年)秋頃、家づくりについて考え始めた我が家。
その頃からネットで家づくりについて調べたり
家づくりイベントや工務店、ハウスメーカーのモデルハウスに足を運ぶようになりました。
その頃に初めて見聞きしたのが「ZEH」という三文字です。
読み方は「ゼッチ」と言うそうです。
「ZEH」とは「ネット・ゼロエネルギーハウス」のことで
環境省のHPから抜粋すると以下の通り↓
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、
「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、
室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを
導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」
と書かれています。
簡単に言うと、
気密性、断熱性が高くて、太陽光パネルで発電して
使うエネルギー代と作るエネルギー代を相殺して
エネルギー代ゼロ円で生活できる家。ってことでいいのかな。
環境省のZEHについてのページはこちら
リタイヤ後の生活を考えた家づくりをする我が家にとって省エネは必須条件です。
当初より、省エネ住宅を作っている会社で家づくりしたいと思っていました。
丁度家づくり考え始めた頃、設備メーカーに勤める知り合いより
2020年に建築基準法が改正される予定だから
これから建てるならなるべくその基準に沿って建てたほうがいい
ZEHの家が標準的な基準になるかもというような話を聞きました。
私は、迷うことなくZEHの家にしたいと思いましたが
夫は、ソーラーパネルや設備のコスパなど予算的なものをじっくり検討。
国からのZEH補助金を予算に入れることでソーラーパネル導入することに決定し
正式にZEHの家づくりをすることになりました。
断熱性などのZEH基準を満たした家は、国からZEH補助金の申請をすることができます。
一般社団法人環境共創イニシアチブという機関が管理している補助金です。
我が家が申請したのは、平成29年5月でしたが
ラッキーなことに平成28年度の補正予算分の申請に奇跡的に間に合って
125万円の補助金を頂くことができました。
書類提出を間に合わせてくれた設計担当のNさん↓のお蔭です!!
ちなみに一戸当たりのZEH補助金は
平成27年度は150万円、28年度125万円、29年度75万円、30年度70万円です。
私たちは補正予算分があることを知らなかったので
補助金分の予算を75万円で設定していました。
補助金が125万円になったことは、ほんとに嬉しい誤算でした(^^)
我が家のZEHに関する設備について簡単に紹介します。
1,太陽光パネル・・・Qセルズ製20枚6kw分
2,窓&玄関ドア・・・YKKAP製
窓・APW330 / 玄関ドア・スマートドア・ヴェナートD2仕様
ZEHの家では、大きい窓はダメと言われるのではとの危惧がありましたが、
我が家の地域(埼玉)では、樹脂窓のAPW330なら全く大きさなどの制約なく
リビングなどのテラス窓は思っていた以上に大きくすることができましたし
明かり取りの為だけの窓も多くつけたし
インナーガレージとの間もガラス張りOKでした。
窓に関しては、ZEHでもとても自由度が高かったです
検討中の方でZEH仕様だからといって窓を小さくと業者に提案されたら
窓を小さくするのではなくて、窓の性能を良くすることで解決するかもしれません。
3,断熱材・・・発砲硬質ウレタンフォーム(モコモコ膨らむタイプの断熱材)
(住創館で建てたSE構法自由設計の家では、ZEH仕様の窓とドア、断熱材が標準仕様で付きます)
4,HEMS(ヘムズ)・・・パナソニック製
HEMSとは、Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)の略です。
太陽光発電の量や使った電気の量などがモニター画面で見ながら管理できる機器です。
まだまだ使いこなすところまでは出来ていませんが
毎月の売電買電の収支が一目瞭然なので週末、月末ごとにはチェックするようにしています。
以上が、我が家のZEHに関する設備の詳細です。
電力の買い取りが始まって5カ月になりますが電力収支は今のところ毎月プラスです(^^)
(雨降りの多かった6月は売った分が約15000円、買った分が約6000円、プラス9000円ほどでした)
そして、ZEHの家で忘れてはならないのが
太陽光発電のパワーコンディショナと電気の分電盤の2つの四角い箱?が設置されることです。
ソーラーパネルメーカーや電力会社によって違うのかと思いますが
両方ともまあまあの大きくて厚みもあります。
当初の図面上では脱衣室の壁に付けられるとなっていましたが
我が家は夫婦ともに脱衣室は絶対にイヤだったので
キッチン奥のパントリーの壁のなるべく上の方に設置してもらいました。
パワコンと分電盤の設置場所は
邪魔にならず、でもメンテナンスしやすい場所にするように
よく考えて決めた方が良いと思います。
以上、今回はZEHの家についての話でした。
太陽光パネル設置など初期投資が色々あるので 日々のエネルギーが見える化されることで *建築中からの日々のことをアメブロ↓でも綴っています* ・・・ ZEH仕様のガレージハウス建てました・・・
一概にZEH基準の家がベストな家だとは言い切れませんが
省エネを実感できることはとっても意義があると思います。
我が家はZEHの家にして大正解でした(^^)次回は、新居の完成内覧会記事を書きたいと思います。