こんにちは。PenPonです。

『和モダンにこだわりたい』というタイトルをつけときながら、『和』のことを何も書いていない( ゚Д゚)

ワタクシ京都好きが高じて、関西転勤になったときも大阪勤務のくせに京都に住み、週末はウロウロといろいろな寺院の散策をしておりました。
新しい家にもそんなときに見ていた京都の雰囲気を作りたい。そう思って家づくりをしていました。

というわけで、最後に『和モダン』にするべくこだわった『和室』と『リビング』のことを書きたいと思います。

 

アクセントウォール的襖の和室

和モダンといえば、和室がなければ話にならない!

さて、最近は和室と言っても、ザ・和室は少なくて、

※google先生で「和室 アクセントウォール」で画像検索しました。

アクセントウォールでモダンな感じになってたりします。
素敵ですよね(#^.^#)

で、ワタクシも使いたい。
それも古来からある方法で。

どういうことかというと。。。

※google先生で「襖絵 国宝」で画像検索しました。
京都の有名なお寺って襖そのものが絵画なんですよね。

これが大好きなのです。
家でも畳に座りながら、こういうのを眺めながらお茶を飲む暮らしをしてみたい。

よく考えたら、これってアクセントウォールじゃない?

 

襖をアクセントウォール替わりにするための間取り

襖絵をアクセントウォールにする

であれば、それなりのスケールが必要。襖一間分なんて少ない!
とはいえ、京都の寺院みたいに何十畳もの広さがあるわけではなく、たったの4.9畳

どうしたかと言うと・・・

押入の襖全面を絵にすることにしたのです。
さらに、和室の入り口まで連続しております。

 

襖を語っていいですか?

楽天で『襖』というキーワードで調べると、安いもので1000円台のものからでもモダンでおしゃれな襖紙が色々出てきます。

が。

 

この襖絵をアクセントウォールにしたいという想いを持ってから、使いたいと思っていた襖がありました。

紙戸屋|中野表具店

施工事例を見ればみるほど、Japanease和モダンな襖が本当にステキなのです。
わが家が選んだのは「鳥の子紙」の「しだれ桜」。
単なる白黒じゃないんです。

かわいらしい金色や赤色の桜のワンポイントも。
※この桜1枚に数千円ですが・・・

 

こんな風になった和室と襖

さてそんな襖紙を使ったアクセントウォールの和室ががどうなったかというと

4枚連続の襖絵を作ることができました。

もちろん単なるアクセントだけでなく・・・

ちゃーんと実用性も備えた押入の扉なのです。

障子のリビング

さて、もう一つ。自分が『和モダン』を実現するにあたりどうしても実現したかったこと。
それは障子

和といえば、障子。障子といえば和。

それも、窓一間分だけだなんて少なすぎる。

リビング一面の障子!障子の続き間!これが実現したかったんです。

これは詳細設計というより、完成をお見せしたほうが早いかも。

リビング1面の障子!

障子というのは続くとこんなにも美しいものなんでしょうか。

そう。これも発想は和室のアクセントウォールと同じ。
この障子がアクセントになるがゆえに、わが家の他の壁は漆喰でとことんシンプルでよいと思ったのです。

 

障子の続き間にするためのこだわりの間取り

わが家は、母は和モダン好きなものの、旦那と設計士さんは性能至上主義。

障子の続き間にするためには、構造的にも気密的にも性能が足りないと言われました
また、窓が増えると、TVや棚などの家具の置き場もなくなる。

実現してもらうにはなかなか難しい状況でした。

しかし、一間分だけ真ん中にTV置き場を作る。
そして、和室とリビングをできるだけつなげるように柱や境を目立たなくする。

大資本ハウスメーカの住林のビックフレーム構法も使わず、こんな窓作ったら性能落ちるのでは?とギリギリのラインで地元工務店が作り上げた賜物です。

わが家の完成見学会でいらしてた、LIXILビルダーの他の工務店の方が

『この窓でC値=0.27だろ』
『すごいよなあ』

と、高性能住宅を作るプロたちに言わしめた窓を実現することができたのです。

 

障子のデザインは?

わが家の障子は少しデザインが変わっています。

よくある真四角の格子ではありません。

 

設計士さんから『障子は製品というものがなく、毎回一から建具屋さんが作るものになる。だから通常の真四角だろうが、デザイン格子だろうが作るのは変わらない』と教えてもらいました。

だから、ネットでステキなデザインの格子を選び『これと同じもの作ってください!』とお願いしたのです(笑)。

 

こんな柔軟なことができたのも、地元工務店ならではかもしれません。

メニューというものがなく、一つ一つ決めなければいけないというのが地元工務店のしんどいところですが、自分がやりたい!と思うものがある人にとってはこれほど柔軟な家づくりにはない、最高の家づくりを楽しめると思います!(^^)!。