時は流れて2017年4月のことです。

 

一条工務店は、通常は家の引渡し完了までは 他社の出入りを禁止しています。ただし 指定の業者だけには特別に事前の作業を許可しています。

指定業者というのは、(地位にあぐらをかいて?)サービスが悪かったり値段が高いと言う先入観を当方も持っていました。

 

ただし 入居前にカーテン取り付けができると言うのはやはり魅力で 営業さんから教えてもらったカーテン屋さんに行って見ました。

そこは 通常のお店とは違い、商品がたくさん並んだショールームでは無く、必要最低限のサンプルと真ん中に大きな商談テーブルがある事務所でした。

指定業者であるだけに 飛び込みのお客さんが来ることは無くて あらかじめアポを入れたお客さんだけが来るところだからと言うのが 「事務所」での「商談」となる理由のようでした。ちなみに僕ら夫婦は、アポなしで行ったので本当の担当者とはまた別の日に会うことができました。

 

一条工務店の専任担当者と話をしてみると 商品知識や色目のセンスも良い女性でした。いただいた名刺を見ると「窓装飾プランナー」と言う資格を持っているとのこと。カーテンに関することは、とても商品知識が豊富でいろんな要望を聞いていただけました。

最大の関心事だった価格の値引き率もしっかりお願いできるとのこと!(いくらの値引きとなるかは、実際のお店でのお楽しみということで、ここでは申し上げません)兎にも角にも、安心して商談を進めることができました。

 

その結果 晴れて設置工事日となりました。

 

一階のリビングには「いちご泥棒」のカーテン。このカーテンは、かねてより妻が欲しがっていたもので、家の中ではもっとも高価な装備品となりました。家という高額商品を買ったために、金銭感覚が大いに麻痺しています。今後は、しっかり財布の紐を締めてかからなければいけません。

一方の二階には 以前の駐在暮らしで使っていて持ち帰っていたカーテンを十数年振りに現役復帰させて、窓を飾ることになりました。全部のカーテンは、仕立てがしっかりしていて縦も横もぴったりと注文通り。素晴らしいの一語につきます。

 

レールやカーテンの取り付けには 我々夫婦も立会いさせていただきましたが、この道数十年のベテランの職人さんと、親切な営業さんでテキパキと作業を進めていただいて、それでも3.5時間ほどの時間をかけて 丁寧な仕事をしていただきました。

一条工務店は、注文明細に基づいて遠く離れたフィリピンで家の大枠や内部構造 配電までしっかりと生産して日本に持ってきます。それをクレーンで吊り下げて、十人程度の人間であっという間に組み立ててしまうので、棟上が完了するとそのまま住めそうなんですが、ところが内装にしっかり時間がかかります。上棟後 下手すると2ヶ月ほどかかります。

 

上の写真は、工事中のリビングです。こんな場所が内装を工夫していくと、素晴らしい住空間に変身していきます。

こうやって中身をひとつずつ決めて・買って取り付けていくのも、これはこれで家づくりの楽しみです。