前回までに
キッチンやトイレなどの設備は決めて
上棟も無事終わり
断熱材の施工も終わりましたが
外観の屋根材とサイディングを
決めていきます
~まずは屋根材です~
屋根材は大人気の家CoCoのDセレクトだと
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-a.jpg)
・瓦
・ガルバリウム
・スレート(コロニアル)
以上の3種類から選べます。
レオハウスの
「大人気の家CoCo」の中でも
・ベーシック
・Vセレクト
・Dセレクト
と3プランあり
我が家はDセレクトなのですが
ベーシックとVセレクトは瓦は選べません
ハウスメーカーが決まる前から
「屋根は瓦」と決めていたので
必然的に一番高いDセレクトになりました
(それでもローコストなので安いですよ)
~最初から屋根だけは瓦がいいと言ってました~
ハウスメーカーが決まる前から
「屋根は瓦がいい」と言っていた理由ですが
「やはり瓦が一番長持ちするから」という理由です
前にも書きましたが
私は産業廃棄物の処理業をしていまして
毎日色んなメーカーの解体された家が
解体されて運ばれてきます
当然
・瓦
・ガルバリウム
・カラーベストやコロニアルのスレート屋根
こちらも毎日見ますが
スレート屋根は劣化が凄いです。
10年前の製品でも
「これは雨漏りするんじゃ?」レベルです。
~ここ数年のスレートは昔より長持ちしません~
昔のスレートは石綿(アスベスト)が使っており
健康被害を「考えなければ」
耐久性も高く、熱にも強く屋根に使う素材としては
なかなかいいのですが
体に害がある事が分かったので
当然今は使っていません。
※勘違いしてる人がいるのですが
屋根や壁材はそのままの状態では石綿は飛散しませんので
今普通に使ってる分には問題ありません。
破砕時に飛散します。
ずっとスレート=石綿入りだったので
私もお客様が「スレート持ってきました」って言うと
ピリピリしますが
(石綿は処分出来ませんので)
1993年にアスベストを5%以下に
2004年にアスベストの全面禁止になったので
14年前より新しいと石綿は入っていないのですが
耐久性も高く、熱にも強かった素材が
急に使えなくなったので、特に10年前位の
スレートは耐久性が無く
「これで10年?」って位ボロボロになっています。
もちろんこの10年で色々研究してるはずのですので
今のスレートは長持ちするかも知れませんが
10年前でボロボロのスレート見てるので
これは使いたくないです。
~ではガルバリウムは?~
これはメーカーが認めてますが
「錆びにくいけどステンレスより錆びるよ」って言ってます。
ガルバリウムは
トタン(銅板に亜鉛メッキした製品)に
アルミや珪素、マグネシウムなどをメッキした商品です。
キッチンのステンレスも普通に10年で錆びますので
こちらも10年先が心配です。
後は金属ですから防音性や断熱性は悪いです。
~耐久性、断熱性、防音性は瓦が一番~
瓦は簡単に言うと
粘土質の土を焼いて釉薬で色付けた物です。
縄文土器などと基本は同じです。
金属の板と土の壁を想像してもらって
どっちが断熱性や防音性があるかは
すぐに分かると思います。
~瓦は平気で50年持ちます~
その前に家を建て替えるので瓦も処分されますが
割れてない瓦を見ると
「こりゃまだ使えるな」位の見た目が多いです。
たまに古い家で
妙にボロボロの収縮してるような瓦がありますが
それは「セメント瓦です」
(コンクリートを瓦の形にした奴です)
セメント瓦は
今はほとんどありません
本来の瓦は長持ちしますし
日本でも1000年以上使ってる歴史があります。
瓦は重いというデメリットがありますが
通常の住居レベルでは問題なしですし
(問題なかったのでずっと使われています)
後はガルバリウムやスレートより値段が高い位しか
デメリットが無いです。
~太陽光載せるので1種類、4色からしか選べません~
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-b.jpg)
太陽光パネル載せるので
フラット瓦でないと安定さに欠けますので
(載せれない事もないのですが)
選べるのはこれだけです。
まだ瓦を選んでいる時は
サイディングの色も決まってないのですが
紺や灰色だと純和風になるので緑を選びました。
~サイディングは数が多すぎです~
瓦は4種類ですから
純和風の色を除くとすぐに決まったのですが
大人気の家CoCoのDセレクトで選べるサイディングは
4メーカーから選択が出来て
何と322種類の中から選べます
(多すぎて逆に困ります)
・東レACE
・ケイミュー
・LIXIL(旭トステム)
・ニチハ
以上の4メーカーから選択します。
まずは東レACE
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-c.jpg)
16mmと18mmが選択可能です。
東レACEはDセレクトのみ選択可能で
ベーシックとVセレクトにはありません。
ケイミューは数が多く3枚もあります。
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-d.jpg)
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-e.jpg)
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-f.jpg)
大人気の家CoCoでもベーシックだと
ケイミューの14mmのみしか選べませんが
Dセレクトだとケイミューも
18mmまで選べます。
次はニチハ
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-g.jpg)
ニチハは16mmまでで18mmはありません。
ニチハはDセレクトV セレクト共通で
選択出来るようになります。
最後に旭トステム
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-h.jpg)
こちらはDセレクトのみになりますが
16mmまでしかありません
まとめると
大人気の家CoCoという同じプランでも
・ベーシック
ケイミューの14mmのみ
・Vセレクト
1メーカー増えて
ケイミュー、ニチハの16mmまで選択可能
・Dセレクト
4メーカーになって18mmまで選択可能
~14mmは選ばない方がいいです~
14mmは釘で打ち付けるので
余り見栄えが良くないです。
(10年位前の家でしたら14mm以下しかなかったので
サイディングを見ると釘が見えるはずです)
また経年劣化の際に
釘を打ったとこから穴が広がりますし
地震の際も穴が広がります
当然穴が空けばそこから
水が入ります^^;
サイディングって頑丈そうですが
案外もろく
廃棄物のサイディングは
爪でポロポロ取れて行きます^^;
その為、金具止め工法になる
15mm以上のがオススメです。
金具止め工法は
最初に金具を止めて
サイディングをハメ込むだけなので
釘を使いませんし
地震の際にも釘打ちより強いです
~サイディングの選び方~
なんといっても322種類ですから
数が多くどれを選んでいいのか悩みますが
オプション費用なく18mmが選べるので
18mm以外は却下する事にしました
ケイミューと東レしか18mmがないので
旭トステムとニチハはこの時点で却下です。
ちなみに定価で言うと1枚あたり平均で
14mmが2,800円前後
15mmで5,000円前後
16mmだと6,000円前後
18mmは6,500円前後になります。
14mmだけは釘打ち工法なので
かなり安いです
16mと18mmでどこまで性能が変わるかは
分かりませんが
見た目は2mm違うとかなり違います。
~インテリアコーディネーターさんと決める~
サイディングは工務さんではなく
インテリアコーディネーターさんと決めるのですが
サイディングは
「外で見ないと印象が分からない」という事で
20枚ほどパネルを持って外へ移動します。
~比較すると印象が変わります~
今まで「真っ白」だと思っていた
レオハウスのモデルルームも
本当の真っ白のサイディングを並べると
「アイボリー」に見えます。
白系が良かったので
好みに合ったのと、ケイミューより5年保証が長いので
>東レACEを選びました。
親水性や防汚性などはどちらも
「凄くいい」って感じで言ってますので
見た目で選んでいいと思います
白は水垢が気にはなるのですが
18mmだと15年保証というのと
我が家は切り妻屋根だし軒も標準より出てるので
水垢は余り気にしなくて大丈夫なのも決め手です。
~色選び~
一応サイディングは4種類まで選べるらしいのですが
「4種類使った家見た事ないですねぇ・・・」
「注文した人もいませんねぇ・・・」
たしかに見た事無いです・・・
ほんとは白一色というのも憧れたのですが
2種類に分けて壁が出ている所、凹んでる所に
違う色を使うのが凹凸感が出ていいらしいので
ベースを白に、アクセントはブラウンにしました。
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-i.jpg)
左がアクセントのブラウン、右がベースの白です。
全体はこんな感じに
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-j.jpg)
全部白も見たかったですが
単調な感じになったのでしょうか?
~1年経過の写真がこちら~
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-k.jpg)
汚れが気になった事は一度もありません
ベースだけだとこんな感じに
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-l.jpg)
太陽がないとかなり白です。
裏に回ると白色のみに
なって、こちらのが好きです
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-m.jpg)
全体の外観ですが
フラット瓦は黒、灰色、紺、緑だけですから
緑しか無かったのですが
(他は純和風になりすぎます)
ちょっと色味が合わない気がしますが
まあ仕方ないかなぁって感じです
![](https://crassone.media/magazine/wp-content/uploads/2018/04/16-n.jpg)
太陽光載せなければ
通常の瓦でいいので
種類増えるのですが
キャンペーンの無料太陽光なので
付けないともったいないです^^;
~選び方のコツが今なら分かります~
1年住んだ感想を言うと
屋根は瓦
サイディングは18mm
という性能以外の見た目は
「妻にまかせたほうがいいです」
当然家の中にいるとサイディングも屋根も見えません。
おそらく平均的な男性であれば
住み始めたらサイディングの色やデザインは
どうでもよくなります^^;
その点女性はいまだに
「あっちの色のが良かったかも」など言います。
そもそも朝早く会社に行って
帰って来る頃には暗いし
余り見ませんね
だからを言って全部まかすと言うと
これはこれで機嫌が悪くなるので
一緒に選ぶ感じで妻にまかせましょう。