またまたお金の話ですみません。

建築って本当にお金がかかりますよね、、、。

 

というわけで、前回からの続き、突然の出費について書いて行きます。

 

これは、家づくりの知識のある方なら当然意識はしている事だとは思いますが、いかんせん私どもは家づくりの初心者。

予算に組み込んでいなかったので驚いたいくつかの項目についてです。

 

 

それらは以下のものになります。

 

 

1、地盤調査、地盤改良

2、境界フェンス、ブロック

3、ガス引き込み

4、上下水道接続

 

 

 

それぞれ、我が家の場合について説明して行きましょう。

 

 

 


1、地盤調査、地盤改良

 

これはある程度予期していた出費でした。

でも、いくら畑といえども擁壁のある造成地で、事前の独自の調査ではなんとなく「安心」できる土地という結論だったのですが、、、。

とはいえ土地代金を払うまでは調査はできませんので、ギャンブルなんですよねぇ。結局。

 

まず、土地取得後、地盤調査を行いました。

方法はスウェーデン式サウンディング試験。

なんのこっちゃわかりませんが、

要は専用の機械で杭を回しながら打ち込み、その抵抗を測るってことのようです。(超音波で測っていそうなネーミングですが笑)

我が家の土地の基礎の来る四隅と中心の計5箇所を検査していました。

 

事前のボーリング調査の結果がこちら。

 

うん。なんのこっちゃわからん。

地盤の種類くらいは確認できるけども。

 

さらに詳しい結果がこちら。

(画像は中心点のもの)

 

 

うーん、よくわからんけれども、おそらくグレーの目盛りが右に振れていないとダメなんじゃなかろうか。(N値3.0以上?)

 

で、結論からすると、このままでは建築できない!ということになりました、、、。

 

恐れていたことが現実となったわけです。(おめでとうございます)

 

建築家曰く、

「この程度ならスラブ基礎の場合全体的に3センチくらい沈むぐらいなので、改良の必要はないですが、一応やっときましょう」

とのことでした。

 

ええお願いします!笑

 

で一応、セカンドオピニオンも検討して極力安く上げる方法をとってもらうことにしました。

要は保証さえ得られれば問題ないレベルだということです。

 

実際に行った地盤改良は、

 

柱状工法:安い、一般的

表層工法:安い、手軽

鋼管杭工法:高い、高品質

 

の中から、柱状工法が選ばれました。上記の他にも様々最新の工法があるようなので、あなたの土地、予算、安心感にあった工法を選んでくださいませ。

従来工法で最も一般的な柱状工法は、穴を掘ってコンクリートを流し込む方法ですが、これを選んだ理由は、施工できる業者が多いので、価格競争が進んでいるのがメリットだと思われます。

 

 

 


2、境界フェンス、ブロック

 

次に見ていくのはこちら。

これは全く意識していませんでした、、、。

土地を契約して、支払いの手続きに進む頃発覚した項目です。

要するに、区画分譲した境界上をそれぞれの土地購入者が折半して境界フェンスとブロックを設置しましょうという取り決めになっていたということですね。

 

まあ痛い出費ですが、隣地とのトラブルで一番多いのは境界線問題ですので、全て新築の区画においてはこのタイミングでやってしまうのは良いことだと思っています。

 

デザインは、全区画の土地の売主(共通)が間に入り、カタログから多数決で決め、全て統一する感じになりました。

それは問題ありません。

問題は、価格の相場がよくわからず、売り主施工(土建屋さん)の言い値の請求だったことでしょうか。

隣家は造園屋さんの家らしく、自分たちで施工したようですが、、、。

 

 

 


3、ガス引き込み

 

これも予期していました。

不動産屋からは土地の契約の時に聞いていましたからね。

 

ですが、工務店のミスにより、見積もりに入っておらず、ただただ後から出てきて驚かされた、要らないサプライズでした、、、。(敷地内のガス管工事は見積もりに入っていた)

ガス管接続自体は高くないんですが、アスファルトを敷き直すのが高い、、、。なんでやねん。行政が絡んでいる匂いがする、、、。

 

我が家は大元からの距離が非常に近くラッキーの部類。

 

これから土地を探す方は、

ガス管が敷地内に来ているか確認してください。

来ていれば(更地ならガスの標柱が地面から出ています)儲けもんです。

古家があって都市ガスの地域であれば当然ガス管が来ています。その場合は約300万円の解体費用はかかりますが、、、。

ガス管は大抵舗装された道路から引き込みますので、旗ざお地、広大な土地など道路から遠いと工事費用もかさみます。

 

お忘れなきようチェックを!

 

 

 


4、上下水道接続

 

これも値段込みで予想していました。

驚いた理由は3、と同じ理由です。工務店のミス。

それはまあいいんですけど、値段が聞いていたよりはるかに高かった!!

 

これの腹立たしいポイントは、行政ががっつり関わっていること。

行政の指定した業者しか工事しないということですね。

当然価格競争されていないので、値切れません。

なんか、気持ち悪い。改善を求めます。

くやしい!

 


 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

これらはいずれも土地を取得し、ある程度設計が進まないと明確に費用が分かりません。

非常に宙ぶらりんで予算計画を立てにくい項目なのです。ほんと、どんぶり勘定でしか予算を組めないのが悩ましいのです。

 

最後に実際の我が家の費用を記しておきますが、諸条件で大きく変動しますので、あくまで参考まで。

 

1、地盤調査/3万円 、地盤改良 / 49万5千円

2、境界フェンス、ブロック / 26万3千円

3、ガス引き込み / 30万円

4、上下水道接続 / 120万円→工務店がミスを認め費用負担をしてくれて半額くらいになりました。(どっかで相殺してるだけだと思うけど)

 

幸運にも地盤改良費が低く抑えられたのは大きい。

 

200万円

 

最低でもこのくらいは土地代、建築費以外に確保しとけってことですね。(注文住宅の場合)

 

よろしくお願いします。

 

 

続く