第21回は定期点検、停電時のチェック、床などのお手入れ、棚DIYについて紹介したいと思います。

定期点検

1年目点検と言いつつ、住み始めてから実質9ヶ月ちょっとで住友ホームテックの人が来ました。3ヶ月点検(実質2ヶ月)以来になります。早め早めに点検なのですね。

3ヶ月点検では急を要する修理はなかったので、そのままスルーでした。今回も大きな不具合はないのですが、室内の点検では、クロスの他、ドアの建て付け、天井裏、床下、クレスト製の造り付け家具の扉開閉、窓の不具合チェックなどをしていました。クロスの保証は2年だそうで、1年目点検の後、乾燥で動きが大きい1年半の冬場に行うとのこと。クロスと壁の目地は乾燥している冬場の方が開いていて埋めるにも効果あるとのこと。

外回りは屋根、基礎、外壁、雨どいなど一通り目視チェックしていましたが、特に問題なし。屋根見るために遠くからでも確認していました。でも南側の屋根が見えないとのことで、南の高台の敷地に行って太陽光パネルなど目視チェックしていました。

南屋根に瓦一体型太陽光パネルが見えます。
ちなみにSHARPの瓦一体型太陽光パネルですが、屋根2面 これで4kwです。

後日、1年目点検後の修復フォローということで、建てた時の大工さんが来ました。指摘したのが細かな不具合だったので、恐縮しながら修理できるかどうか確認しました。

1Fトイレの引き戸の真ん中が凹んで湾曲して上下が先に当たって真ん中が開いています。自分で調整してなんとかカギをかけられるようになりましたが、どうなの?と確認。大工さんいわく、隙間が3mm以上は対応するが2.5mmなので規定内とのこと。カギが調整してもかからなくなったら対応してくれるとのことでした。

その他の引き戸の開閉時に上の方で少しこすれ音がするのでついでに見てもらいました。引き戸の内側と外側の温湿度差で少したたわんだりもするそうです。特に問題になるような不具合箇所はないようで、全引き戸に滑りを良くするシリコンオイルスプレーを塗ってくれました。その他、ウッドタイルの一部浮きなども確認しましたが、結局今回、工事というような修復は何もしませんでした。機能上問題なく、見栄えだけだと我慢しちゃいますよね。よっぽど目立てば別でしょうけど。そういう目立つものは引き渡し時に修理してもらっているはずなので、引き渡し時に気が付かなかった細かい不具合ですからしょうがないですね。

内装クロス目地埋め

後日、クロス屋さんが来て図面を見ながら順次作業をしてくれました。クロス同士の隙間や膨れ、家具カウンターとの隙間などの修繕(目地埋め)を行ってくれました。隙間関係の作業は簡単で、チューブ先端をコーナーに当てながら目地材を押し出し、ウエスで拭き取っていって目立たなくしていました。膨れのある所は注射針の付いたもので接着剤を流し込んで、ローラーで押しつぶしながら、ウエスで拭き取っていました。ほんのちょっとのところも含め家全体で1時間強ほど。来てくれたクロス屋さんは非常に優しくて丁寧な方でした。細かいところも言えば、ちゃちゃっと作業してくれるし、「住友林業はクロス保証は2年ですって言っていますので、2年目点検時には皆さん一生懸命不具合箇所を探してますが、その後でももっと気軽に気が付いたところを言ってもらえればすぐに直しますから・・」っと言ってくれました。それは安心!

家具カウンターとの隙間(before)

家具カウンターとの隙間(after)

飾り棚の隙間(before)

飾り棚の隙間(after)

クロス以外でも
巾木隙間(before)

巾木の隙間(after)

その他写真には載せませんでしたが、細かいところをすべて手直ししてくれました。ありがとうクロス屋さん!また、気が付いたら連絡します。

夜中に雷雨で停電 そしてチェック

8月の真夜中に激しい雷雨があり一時停電しました。

真夜中に雷の光と音で目が覚め、雷が真上にいるような激しさ。早く遠ざかってほしいと願っていると突然の停電。枕元にある固定電話の子機がピッピッと鳴り停電復旧かと思いきやまたもや短時間の停電、そしてまた子機がピッピッと鳴り復旧しました。すっかり目が覚めてしまったので、トイレに行くついでに家中をチェック。すると停電の影響が結構ありました。

2F寝室の動作中(夏は寝ている時間、冷房つけっぱなし)のエアコンが停電で切れてしまったので再度動作ON。これ普通!1Fに降りて行ってびっくり。寝る前切ってあった1F洋室のエアコンが全力で風を送っています。リモコン表示は切れたまま。これは異常!すかさずリモコン停止を押しました。他も心配になりチェック。オーディオルームとLDKの切ってあったエアコンは動作しておらず、これは正常!結局エアコンで誤動作していたのはパナ製1台で他ダイキン製3台は正常でした。パナ製の負け。

次に洗面所。室内24時間換気のスイッチランプが点滅しています。真ん中のボタンを押して「弱」で24時間換気再開。これは正常!その下の風呂場の乾燥換気スイッチが消えており、現在時間がリセットされていて12:00で点滅していました。とりあえず24時間浴室換気のスイッチを押すとなぜか暖かい乾燥風が吹き出してきました。どうも切残時間ランプが点灯してタイマー動作になってしまったようで、現在時刻を再設定して換気スイッチを押しなおすと正常動作に戻りました。やれやれ。洗濯乾燥機の予約は電源が切れていて、再度設定。これは正常。

キッチンではエコキュートのコントローラーが点灯していましたが時間表示も特におかしくないので正常。冷蔵庫は再電源が入っていてeco表示がしてあるので正常。食洗機のタイマー予約はランプが早く点滅していて異常を知らせていました。そのままにして寝ましたが、翌朝確認すると食洗機は作動していませんでした。タイマー解除すると普通に動作してくれました。

玄関外のセンサーライトと門灯が点灯。通常、電源は入れっぱなしですが、暗くなると点灯して一定時間で切れる設定。今回の現象はスイッチを入れなおした時と同じ現象なので、節約のため一旦朝までスイッチをOFFにしました。朝スイッチONで正常復帰。あとは太陽光発電システムですが、翌朝確認することにして寝ました。(翌朝確認すると再電源して自動稼働しています)

その他ではリビングのTVとBDレコーダーですが、時計表示もそのままで正常。最近の家電は停電に強い!

ということで、我が家の家電や電化システムは最新のはずですが、停電後のチェックでいろいろ気づきました。予約してあった洗濯機、食洗機は電源を入れなおして再予約しないとダメですね。また、室内24時間換気システム、浴室24時間換気は再設定が必要ということがわかりました。また、玄関外ライトと門灯を一旦電源OFFして朝入れなおした方節約になります。パナ製エアコンは不明??今回は洗濯機、食洗器機は予約時間前の停電でしたが、動作中であると当然止まったままになってしまうでしょうね。炊飯器は予約してなかったですが、炊飯器もだめでしょうね、きっと。エコキュート、太陽光発電は停電しても何事もなかったように正常に再稼働していて安心。

お手入れ(床オイル塗り)

入居1年で初めての床の手入れしました。

我が家の1FLDK床材は無垢のエクセレントチークなのでワックスではなくオイルフィニッシュ。2Fの床は塗装してある床なので、お手入れはしていません。(ワックスする人もいますが、今のところしなくても大丈夫)

建てる前に聞いていた情報によると、住友林業の展示場では日が当たる窓際は3ケ月に一度。その他日陰部分は半年ごとに社員が自分たちでオイル塗を行っているそうです。指定の専用オイルを塗り、べたつきがなくなるまで擦り込むのが大変で、少しづつやってくださいとのこと。それを聞いていたので、疲れそうで大変な作業イメージがありました。なので覚悟して作業開始しましたが、実際に我が家でやってみると案外簡単にできることがわかりました。あっという間に22畳弱のLDKはきれいになりました。満足満足。それにしても、展示場と同じオイルなのに変ですよね。後で試してみたのですが、ウエスにつけながら塗り込みと薄塗りになってふき取るのも楽ですし乾くのも早い。刷毛を使ってどっぷり塗ってふき取るとしっかりふき取らないといけないので、重労働のようです。

我が家の手順は掃除機で埃を取って、硬く絞った雑巾でさっと拭く。クラブフォレストで購入した専用オイルを使ってウエスにオイルを付けながら、できるだけ広い範囲を薄く薄く木目に沿って延ばしながら均等に濡れ色になるように塗りました。そして放置。オイル缶の裏の説明だと6時間放置って書いてあるんですが、実際は3~4時間くらいでしっとり程度になります。

オイル購入時にメーカーに確認した使用量ではちょうど一缶で22畳くらいとのことでしたが、刷毛を使わずウエスに直接付けて、薄く延ばしながら作業したのが良かったのか、オイルは4分の1缶くらいしか使いませんでした。なので拭き取りなんてなしで・・でもピッカピカでしっとりながらもすべすべ! きっと刷毛で塗ると厚く塗ることになり、それを拭き取るのに大変な労力をかけているとしか思えません。ということで、意外に簡単であることが分かったので、半年後またやろう!!改めてチークの肌ざわりの良さを実感しました。気持ちいい~!!

ちなみに保護オイルはクラブフォレストで購入しました。

オイルの写真はクラブフォレストから引用させてもらっています。

で、オイルを塗った後はこんな感じできれい!!

お手入れ(ウォールナット家具のオイル塗り)

入居後1年半、初めて家具類のオイル仕上げ(オイルフィニッシュ)のセルフメンテナンスしてみました。1年に1、2度オイル仕上げのメンテナンスを行ってくださいって家具の説明書にありますが、そんな頻度でなくても大丈夫。我が家の場合、コップの輪ジミができやすいダイニングテーブルはランチョーマットとか敷いて食事してますので。

今回オイル仕上げを行ったのはダイニングテーブルとイス4脚、リビングテーブル、TVボード。我が家の家具はすべて無垢のウォールナットを選んでいます。インテリアフェアで魔物にやられた結果です。

まずはダイニングセット。メーカーはRitzswell。写真はオイルを塗った直後ですが、逆光でちょっと分かりずらいですが、てかてか!今回使ったオイルはRitzswellのおまけでもらったもの。小さな瓶ですが2ヶあり、今回全部やっても1瓶使わなかった。

手順は簡単です。乾いたタオルで軽く汚れを取って、付属のスポンジやすりで表面をさっと木目に沿って軽くこすります。ケバケバやシミなどが取れます。#400番手の紙やすりでも同じです。粗い紙やすりはかえって家具を傷付けますので細かい番手のものを選んだほうが良いです。やすりの後は削りかすを乾いたタオルで拭ってオイルをウエスにつけて塗るだけ。できるだけ薄く延ばして木目に沿って塗れば、余分な拭き取りはしなくても大丈夫。厚塗りしてしまった時は乾いた別のウエスで拭き取ればよいわけですがそれではかえって面倒。薄く薄くが一番です。説明書には乾燥は半日と書いてあります。薄く延ばしたので2、3時間でもかなり乾きました。完全に乾いてスベスベするには3、4日必要。

ダイニングセットでコツをつかんだので、続けてリビングテーブルとTVボードも塗っちゃいました。

リビングテーブルはCONDE HOUSEのウォールナット無垢の一本枝ネストテーブルの大きい方。小さいほうの格子タイプは2Fオーディオルームにあり、ほとんど使っていないので今回はやめました。

TVボードはマルミヤ製の木庵というモデル。ウォールナット無垢材の正面の扉は大きな一枚から切り出したもので、木目がそろっていてきれい!!これも一通りオイルを塗りました。

写真は全て塗り終わった直後ですが、分かりずらい?実際はきれい!!ということで、今回のトータル作業時間は1時間半。濡れ色できれいになりました。満足満足。

次はDIYについて
新築の家にDIY・・・というと大げさですが、ちょっとした棚を壁につくりましたので紹介します。オーディオルームに調音パネルを壁に固定したものはDIYとは言えないので省略。

洗面所の棚DIY

30mm厚のブナ無垢材が手元にあったので、水性ニスを塗って洗面所に飾り棚を作ろうと思いました。WEBでいろいろ棚受けを調べて、今回いいものを見つけました。スチール製の棚受けの中でも鋳物のような重々しさ過ぎず、かといって板金プレス品のような軽薄なものではなく、すっきりしたデザインと高品質な造りのもです。棚板はペーパー掛けを丁寧に行って、ニスを2度塗りました。

完成後ちょっと飾ってみました。

壁は石膏ボードなので、アンカーを先にねじ込んでから木ネジで固定するやり方です。簡単ですが、先にアンカーを入れるので位置決めだけはしっかりやらないと固定用のネジが入らなくなることです。慎重に位置を決めて一気に設置しました。

2Fトイレの棚DIY

建築設計時は2Fトイレは予備的な使い方なので標準のままでいいのかなあと思いましたが、使っているとなんかさみしいのでDIYで機能アップしました。標準ではペーパーホルダーが一つポツンと壁にくっついているだけのシンプルなものでした。予備のトイレットペーパーは前面の作り付け棚内に保管できますが、やっぱり2つのペーパーホルダーがあったほうが便利なので同じホルダーをネット検索。同じカワジュン製のものを購入し設置しました。ただ、下地の固定の関係で縦2連にしました。(既存のホルダーの下に追加)

次にホルダーの横に棚も設置することにしました。棚は無印良品のものでオーク材とウォールナット材がありますが、ウォールナット材を選定。幅44×奥行12×高さ10cm。石膏ボードに簡単に設置できて、質感もいい感じ。石膏ボードの下地なので耐荷重は少ないですが、スマホとか観葉植物とか置く程度だったら大丈夫そう。

ちなみにDIYをする前はこんな感じ。さみしい!

DIY後の写真です。オリジナリティのある感じになりました。

次回、最終回 家づくりのアドバイス、建替え費用について