詳細打ち合わせ

基本設計が決定して契約を済ませたらいよいよ詳細打ち合わせです。
契約後の打ち合わせは展示場ではなくショールームも兼ねた支店で行なわれるようになりました。
最初に完成までのおおまかなスケジュールを提示され、それに間に合わせるために次から次へと細かい事を決めていきます。
毎回午前中に行ってお昼休みを挟んで午後までと結構な長丁場になります。
とにかく決めなければいけない事が一杯です。
各種住宅設備、エクステリアとインテリアそれぞれの詳細、外構プラン、etc.

何千万と言う金額をベースに考えているとつい気が大きくなって色々贅沢したくなってしまいますが
総額と月々の支払い金額を見てハッと我に帰り、削れる部分を探す作業が繰り返されました。

キッチンをキチンと決める

まずは住宅設備の中でも最も重要度の高そうなキッチン。
設備費の内訳でもかなりの割合を占め、世の奥様方にとって最も譲れない部分でしょう。(あくまで一般的にですが)

キッチンを決めるにあたって考えるのがIHにするかガスコンロにするか?
当時はオール電化住宅全盛の時代から震災を経て、家庭のエネルギー源を電気だけに依存していいのか危機感を感じ始めた頃。
旧来のガスコンロに比べ綺麗で使い易いコンロがどんどん出てガス会社も住宅展示場でPRイベントを盛んに行っていました。

で、我が家がどうしたかと言うと、IH1択。
カミさんの一存、ただそれだけです。
これはもはや好みの問題でしかないと思いますが、料理をしない男は奥様の希望にひたすら沿うように話を進めるだけです。
キッチンに関しては一切口を挟んではいけません。

住宅展示場を見て回っていた時期には各設備メーカーのショールームも見て回りましたが
実際には標準仕様で選べるメーカーや商品には限りがあります。
(ハウスメーカーを選ぶ段階で提携設備メーカーや商品が確認出来るともっと良かったかもしれません)
注文すればどこの商品でも入れてくれますが予算の都合上基本的に提携メーカーの標準グレードから選ぶ事になります。
キッチンはその上でコンロや食洗機を選んでカスタマイズしていくのですが(ちなみにメーカーはEIDAIでした)
ここでカミさんの好み通りにオプションを追加していったら当初見積りから+40万以上の金額になってしまいました。

もともとPanasonicのトリプルIHが欲しかったカミさんはそれならばとパナの見積りも出してもらう事に。
その結果、EIDAIのフル装備よりパナのリビングステーションの方が20万以上安くなっています。
もちろん全部載せと言う訳にはいきませんがセンサー水栓も付けられたしトリプルIHを最優先にしてリビングステーションの採用が決定したのでした。
今時の物はわからないですが通常のIHはどうしても天板との段差があるのでここがフルフラットになるリビングステーションは自分の目から見ても非常に魅力的でした。
この後、面材の仕様や収納も決めてキッチンは一段落。

設備選びは本体よりも慎重に

キッチンは住宅設備の中でも一番目立つし毎日直接使う物なのでここはじっくり選びたいところ。
詳細打ち合わせはとかく急ぎ足になりがちなので設備に関しては出来るだけ事前に情報収集しておく事をお勧めします。
でないと時間に追われて目の前にある物で妥協してお終いなんて事になりかねません。
特に水回りは家本体よりも生活そのものに関わってくるので後悔のないようにしたいものです。

続く。