理学療法士が考えたバリアフリーの家
こんにちはー、遼です( ´∀`)
書き慣れてきました(笑)
今日は理学療法士として経験したことを踏まえて、
家づくりをしたのでそのお話をさせてください。
話は脱線しますが、
みなさん、理学療法士というお仕事はご存知でしょうか?
理学療法士は骨折、脳卒中のあと、障害があっても再び日常生活ができるよう、リハビリをする人です。
私の働く病院は回復期病院で、退院前に患者様のご自宅に伺わせて頂くことがあります。
目的は、手すりの設置や動作の指導をさせていただき、
より快適に、安全に、長く、再び生活ができるようにさせていただいています。
そういったことを経験する中で、
私が建てたい家は
『年を取っても、例え障害があっても、一生家で暮らせる家を建てたい!』
と思うようになりました。
そこで条件を挙げてみました( ´∀`)
- バリアフリーであること
- 扉は引き戸
- 1階に寝室を持ってくる
- 車椅子になっても動線がとれる
- あらかじめ、手すりをつける下地をいれたい
- 車椅子になった場合の出入り口も想定する
以上です。
各項目を細かく説明させてください( ^ω^ )
・バリアフリーであること
バリアフリーは意識される方は多いと思いますが、
意外とあるのはトイレの出入り口と
浴室と脱衣所などの水回りに段差があることがあります、
『え?たかだか5、6センチの段差くらい大丈夫でしょ?』
ええ、私もそう思います。
でも!
私の中では、(´;ω;`)
屋内にはその段差すらも許さなかったのです!!
年を取ると、自分でも想像がつかないくらい足は上がらず、転びます。
そのわずかな段差で転んだり、退院をしてもそこに恐怖心があっては暮らし辛いっ!
なので、屋内はフラットです。
・扉は引き戸
扉が引き戸なのもポイントです。
引き戸は日本家屋によくある、レールを使った戸、
開き戸は蝶番を使ったものです。
引き戸はその場で開閉ができますが、
開き戸は移動が伴います。
自分の方向に開けば、自分は半歩〜1歩は後退します。
自分から押す方向に開けば、扉を持って半歩〜1歩進みます。
この動作が年を取って腰が曲がるとなかなか難しいんです(´;ω;`)
後ろに転んで圧迫骨折なんてよくある話です。
だから1階の扉はオール引き戸にしました!!!
•1階に寝室を持ってきたい
寝室を1階にしたいのは
階段を将来的に昇らない設定にしたかったからです。
階段は落ちる可能性がありますので危険です。
我が家の2階は子供部屋2つ、納戸、吹き抜け、フリースペース、ベランダになっています。
今はベランダで洗濯物を干していますが、
将来的には庭に洗濯物干しを設置して、オープンワイドサッシから洗濯物を干すのが理想です。
•車椅子になっても動線が取れる
車椅子の幅はさまざまです。
車椅子になっても動線が取れるということは、車椅子を自分でこげる、自走用の車椅子に乗っていると仮定しました。
自走用の車椅子の幅は多少の変動(体格差で処方が変わる)はありますが、
ポピュラーな自走用の車椅子の幅は64センチです。
角を曲がるときの回転幅も考えると、廊下などの動線は75センチ以上。
なので、我が家の廊下などの動線の幅は75から80センチとやや広めにしました!(o^^o)
ひとまず、長くなったのでここまでにします(・∀・)
次回、 理学療法士が考えた家② です。