セキスイハイムとの出会い
セキスイハイムは最後に訪れたハウスメーカーです。それまでは外観が好きではなく、何となく敬遠していました。しかし、積水ハウス、ダイワハウスに次ぐ着工棟数第三位の大手メーカー。見ておかなければという謎の使命感(!?)で住宅展示場に私一人で突撃しました。
所長代理との出会い
私が展示場に行った時、ちょうど私を案内出来る営業がいないとの事で、事務の女性に展示場を案内してもらいました。しばらくすると、50代くらいの男性に案内者が交代となりました。名刺を頂くと、所長代理の肩書。本来エリアを統括する職制の方がたまたま展示場に来ていたので、案内しますとのことでした。
この出会いがラッキーで、今後の交渉の中で大きな武器となるのでした。
セキスイハイムを気に入った理由
セキスイハイムは積水化学工業の住宅カンパニー。旭化成を母体とするへーベルハウスと通じるところがあります。大手化学メーカーが母体という事で、非常に合理的な家づくりをしているところが非常に気に入りました。
構造としてはボックスラーメン構造で、以前検討していたトヨタホームと同じ工法です。
トヨタホームの柱は125mm角で、ハイムは100mmもしくは120mm角なので柱の太さはトヨタホームが太いです。が、ハイムの柱は必要強度に応じて鉄骨の肉厚を厚くするため、柱が細いから強度が劣るとも言えません。(個人的には軽量鉄骨で躯体強度No.1はトヨタホームです)
トヨタホームに対するアドバンテージは、ZAMメッキという防食にあると感じました。
ZAMメッキとは新日本製鋼の商品名で、溶融亜鉛、アルミ、マグネシウムの頭文字をとって名付けられているようです。
このメッキが非常に優秀で、多少のキズがついて鉄部分が露出しても犠牲陽極効果で錆びを防止してくれるそうです。なんと、耐久年数は140年。展示場には他社で代表されるカチオン電着塗装とZAMメッキが施されたピースがあり、それぞれわざと傷をつけてありました。カチオン電着塗装の方は傷が錆びて塗膜が剥離していましたが、ZAMメッキの方は傷が白い固形物で埋まっていました。この白い固形物ZAMメッキの効果で、かさぶたのように傷を保護していることを教えてくれました。
屋根材も特徴的で、ステンレスを使用しているので、屋根のメンテナンスは半永久的に不要。また、重量も軽いので、構造躯体の強さと相まってより地震に強い家になるのだそうです。
外壁材は磁気タイルを勧めていて、こちらも半永久的にメンテナンスは不要。ただし目地に使用している定型ガスケットは30年を目安に交換が必要であるが、ステンレス屋根と磁器タイルにより、外回りのメンテナンス費用が大きく抑えられるのが魅力。
外観はアレでしたが、さすが化学メーカー、耐久性の高く、非常に合理的で理系男性が好みそうな家つくりをしています。
敬遠していたメーカーから一転、私の中で本命メーカーとなりました。