残念な結果に終わった某メーカーとのご縁。
まあこれも勉強と言う事で。
当時の趣味は返済!と言えるくらい怒涛の勢いで借入金を減らしていたものの
具体的に話を進められるのはもうしばらく先なので、ここは慌てずゆっくりと色々なメーカーを見る事にしました。
とりあえず土地はある訳ですが、いざ家を建てるとなると色々と気になる点がありました。
駅までの距離や買い物環境等の利便性とはまた別の問題です。(これはある程度妥協)
この土地に家を建築する許可が下りるのかどうか?
市街化調整区域は原則建築不可なのですが一定の条件を満たせば許可が下ります。(自治体によって異なります)
ウチは既存住宅地でもあり特に問題はなかったようです。
よく出てくるのが地盤調査の話。
無料で地盤調査をやってくれる事で有名なメーカーがあるので当然ウチもやってもらいました。
軟弱地盤でも地盤改良工事で対応可能とは言え、場合によっては数百万という追加予算が必要になるので気になる所です。
さらに気になったのは土地の成り立ち。
昔から住んでいて簡単に居住地域を変えられない事もありますが現実はキチンと把握しておく必要があります。
まず地形。これは防災にも関係するので自治体の防災ハザードマップも確認しました。
低地で水害多発地帯だとか台地や丘陵地帯でガケ崩れの危険がある等、一応チェック。
最近はトンデモない大雨が降るので今まで大丈夫だと思っていた場所でも油断はできません。
実際に去年は近所の川の対岸がちょっとヤバい事になってました。
そして土地の歴史的経緯。
古くは古戦場だったりいわく付きのナントカがあったり、そういうのは極端な話ですが…。
工事を始めたら変な物が埋まっていて大変だったと言うエピソードも時々目にします。
分譲住宅地なら、例えば田んぼを埋め立てて造成したとか山を切り開いて造成した等の事情。
傾斜地の場合切り土と盛り土で地盤の強度が全く変わってくると聞いたことがあります。
昔読んだマンガなのですが、主人公のお父さんが格安の分譲地を契約したら直後に土砂崩れで流されてしまったなんて
シャレにならないシーンをなぜか鮮明に覚えています。ホントになんでそんなもの覚えているんだか?
個人的に興味深く参考になったのが地理院地図。(国土地理院のWeb地図)
治水地形分類図を見ると周辺がどういう地形かわかります。
もともと住んでいる市は歴史的に水害が多い地域なので後背湿地や旧河道だったりすると大雨時のリスクが高まります。
幸いウチは自然堤防上なので比較的良好な地盤でした。
結果として地盤改良工事も必要なし。
ちなみにお寺がある所は比較的地盤が良いらしいです。
実家は旧河道でした。どうりで昔は近所でよく水が溢れていたわけです。
ついでにお隣さんに挨拶をしてお話を聞いておきました。
数年前にどこの家に空き巣が入ったなんて話を聞いてホームセキュリティを真剣に考えるきっかけになったりしました。
これで近所の様子もある程度わかるかと思いましたが
実際に住んである程度時間をかけないと出てこない情報もあるのでこれは気休めかも知れません…。
業者を介して土地探しをしていないのでプロがどんなアドバイスをされるか実体験はないのですが、参考までに。
続く