土地が決まると、ローンの関係とかで、早めに家づくりのパートナーを決めなくてはいけませんが、我が家がどんなふうに考えたかを書いてみようと思います。
まず、わたしは大手住宅メーカーは候補にあげませんでした。わたしの住みたい空間をイメージした時に、しっかりがっちりぴかぴかな住宅メーカーはフィットしないなぁと思いました。メーカーのしっかりした既製品をたくさん組み合わせる安心感や、体制、ネームバリュー、性能バッチリ、はわたしにとってはあまり魅力ではありませんでした。なんか、もっと自由でおおらかでいいなぁと思っていました。
候補にしたのは、建築家、工務店、それから規格の決まったワンプライスとか間取りを選ぶとか、の規格住宅たち。
規格住宅は、カーサキューブとか、無印良品の家とか、小さな家計画とか、ベントハウスとか、そういう感じです。
家づくりに関して、わたしたちは、奇抜な家を作りたい?とか、目立ちたいとか、の思いはなく、とりあえずシンプルな箱が欲しいなぁというくらいでした。どちらかというと、内装の素材感や、暮らしの楽しさを重視したかったので、ロープライスでシンプルな箱を作ってくれるなら、それでもいいなぁと、思いました。
結論から言うと、建築家の方に設計をお願いして、設計の方と内容を詰めてから工務店をピックアップし、見積もりをお願いして施工をお願いすることになったのですが、決め手は、一緒にやりたいか、だと思いました。
本当は色々な方にお願いして、いろんなプランを出していただいたら楽しいのかもしれないけれど、元々雑誌で見て大らかでいいなぁと思っていた建築家さんがいらして、その方のホームページを拝見したところ、1000万円台の家についてのカテゴリもあり、またまた共感できたのです。そこで、その方にはお願いしたいなーと思っていたこともあり、まず一番の候補に。
それから、建築家との家づくりに力を入れている工務店さんのご紹介でもう一組の設計事務所にもプランを出していただきました。
ファーストのプランっていうのは、もちろんがっちり理想通りとなればいいのかもしれないけれど、それよりは設計の方や施工する会社の考え方、雰囲気が自分に合いそうかを見たらいいと思うんです。私は自分がハウスメーカーに勤めているからこそ、そう思えていたのかもしれませんが、理想の間取りにしていけるかとか、憧れの設備が使えるかとかは、ハウスメーカーだと、選択肢の縛りもあるので最低限の確認も必要かとは思うのですが、それは話をしていけば、いいと思うのです。今後色々なことを話していく上で、話しにくくないか、いろいろ相談してみたいか、ということの方が大事だと思います。
私たちは作っていただいた2つのプランとも、私たちの大らかな暮らしと低い予算のことを考慮していただいているし、人柄や雰囲気も穏やかそうで、別にどちらでもいいねくらいな感じも少ししたのですが、最終的には元々雑誌で拝見していた建築家の方にお願いしました。
それは、もし別の方にお願いしていたら、あの方に頼んだらどうなったかなーと思いそうだなぁ、みたいなことが決め手でした。せっかくプロに頼むのだから、任せたいと思える方に頼みたいと思うのでした。考え方、フィーリングが合う方、ですかね。それってネイルや髪型も一緒で、私は信頼できる方に、今度はこういう風にしたいんです、と大きな希望を伝えたら、なんとなく汲み取っていじってもらうのが好きだし楽しみです。何から何まで決めたいのであれば、また別の考え方もあるかもしれません。建築では本当に小さなことまで、設計の方が決めます。窓のところのカウンター(膳板と言います)の厚さや見え方とか、スッキリさせたいか、凝ってる感を出したいか、とか、なんかそういう好み、が合う人に、任せてその人の作品として楽しみにしたいな、その人が私たちのためにどんな風に考えてくれるのかなみたいな、そんな楽しみさと安心感のある方、にお願いすることにしました。
実際に完成したお家については、ブログにも書いていますし、これから、こちらで少しずつご紹介、していきたいと思っていますので、よろしくお願い致します。