こんにちは!

主人は大工です。

自分で自分の家を作っています。

 

我が家は二世帯住宅です。

その為、玄関が2つあります。

 

私たち世代の玄関は、

一般的な四角い玄関なのですが

 

親世代の玄関は、

表現するなら「三角形玄関」です。

 

なぜこういった形になったか、

それは、四角形より三角形の方が面白く

三角形にできるほどの空間を持っていたからです。

 

しかしこれは作る側としては

なかなか大変なようで

主人は「大工泣かせの玄関」と申しておりました。

 

玄関かまちが複雑な形だからです。

 

かまちとは、この噛み合わせの部分で

交差するところをいいます。

ここを作るのに

試作も含めて

2日くらいかかってたと思います。。

 

玄関框(かまち)だけでなく、

天井火打ち(ひうち)というものもあります。

 

 

私は自分の家づくりをするまで

框(かまち)という言葉は

一切知りませんでした💦

もちろん使ったこともないです。

そしてこの火打ちも。

 

そういえばこんな物もあったかな

位にしか思ってなかったです。

でもこうゆう所こそ

大工は頑張って作っているそうです。

 

ちなみに天井の火打ち(ひうち)は

我が家は8箇所あるそうで

かなり多め、こちらも、大工泣かせとなっています。

 

框(かまち)に戻りますが、

何度も試作をつくり

カチッとはまるまで

チャレンジし続けます。

 

 

玄関は家の顔です。

 

特に親世代の1階玄関の扉は

透明ガラスなので

中が丸見えなんです。

 

引き戸で両方から開けられる

透明ガラス。

まるでお店の入り口のようなんです。

 

なぜ透明ガラスかというと

1階は隣の家と接していて

光が入りにくいので少しでも明かり取りにと

決まりました。

 

 

そしてもう一つ理由が。

アップライトピアノを搬入するので

搬入時、扉が外せてピアノが通れるようにと

この扉になりました。

 

この玄関扉はすごくオシャレで

なかなか無いと思いますが

その反面、両親が玄関にモノを置いて

ごちゃごちゃとさせないかが心配です。

 

玄関から雑多なモノが

ごちゃごちゃと見えてしまったら

それだけでもう残念な気持ちになります。

 

しかし両親ももう歳なので

私から片付けて、と言い過ぎるより

好きなように使って、というのが本音です。

 

この玄関扉のデザインは

明かり取りとピアノ搬入の為に

付けるべくして付けた扉です。

 

この家の魅力として

一緒に年月を重ねていけたらと

思います。

 

そして玄関かまちですが

 

 

ピタッとはまりました。

さすがです!

職人技が光ります。

 

玄関框(かまち)一つでも

こんなに時間をかけて

作られているんですね。

 

これから家がどんどん出来てきて

知らなかった言葉を知ることも

楽しんでいきたいと思います。