こんばんは、はっちです。

設計も終わって、住宅ローンを払うめどが付いたら、後は完成、引き渡しを待つだけ・・・

ということでも構わないのですが、できるならば工事の流れを自分の目で見ておくといいと思います。

その姿を見ることができるのは今だけ。ということもありますが、とても大切なことがあります。

家は製品ではない。建築中を見ておく大事なこと

まず家を見ておくことにおいて大事なことは、

家は製品ではない。

ということをしっかりと認識しておく必要があります。

自分たちは家を買ったんだから、100%完成した家が完成して新品として引き渡される。

と思っている方は非常に多いと思いますが、実際には100%の出来上がりということはまずありません。

材料こそ工業製品化してきている家ですが、作るのは人の手で作られます。

それも、同じ製品を何個も作るわけではなく、それぞれ家のカタチ、建てる土地、形状、周辺環境によって様々です。

だからこそ、工事に携わる職人さんの腕と管理する監督さんの力が重要になってくるのですが、職人さんも監督さんも完璧超人ではありません^^;

たくさんの現場を受け持っていたり、工期内に仕事を終わらせ無ければいけなかったりと、本当はきっちりしっかりやらなければと

思っていてもできないことが多いのが現状です。

大多数の家がそのようになっている状況で、施主にとっては唯一無二の家をしっかりやってもらうためには、施主自身、家に、工事に携わっていくことが大事だと思います。

 

もちろん監督さんも職人さんも自分の仕事にプライドを持って携わっているとは思うのですが、そこに施主の思いが加わることで、

より唯一の一棟という思いに近くなると思います。

 

素人が何をすればいいのかわからない。

そうは言っても、家造りに関しては素人だと気が引けてしまうかもしれませんが、それでいいと思います。

知らないのは当然。ですが、実際に家に住み、家を守っていくのは自分です。

素人ですが大事な家なので家のこと知っていきたいです。と言えば監督さんも嫌な顔しないと思います。

寧ろ、一生懸命監理して出来上がった家を大事にする施主は、住み始めてからも家を大事にしてくれる。という思いも

受け取ってくれるかもしれません。

 

とは言えども、やっぱり素人。

色々と家のことを勉強すると、どうしても不具合について目についてしまいます。

完璧には出来ないのでそういう点はいくつか見つかるのですが、それを指摘したくなる気持ち少し抑えてください。

本当にその問題が大きな問題になるのか。

今その問題を修正することに対して、大きな労力を強いることにならないか。

 

非常に線引きの難しい話ですが、

「土台がしっかり作ってあるかどうかわからないから、床、剥がしてくれない?」

などという要求は相手を困らせるだけです。

相手もプロなので、その辺りを考慮しつつ、「なんでこうなってるの?」と最初から疑って聞くのではなく、

「こういうところが気になるので、施工の段階になったら教えて欲しい。」

だとか、現場でおかしいなと思っても、一度監督さんに聞いてみるといいかなと思います。

こうだから。と決めつけず、我が家の場合大丈夫でしょうか?などと相談のような形で聞けば、重要なことであれば会社として対応してくれるはずです。

 

 

自分が何千万円もかけた家を、誰が、どのように造っていくのか、またそれに関わる組織は、家の構造は、材料は。

たくさんの工程を経て出来ていく家の過程を楽しむことで、家に対しても愛着が出てくるかと思います。

 

家造りは大きなお金がかかっています。せっかくの機会なのでどんどん勉強させてもらってください。

ただ、大きな顔して威張り散らしてはいけませんが(笑)

家を造ってくれる監督さん、職人さんといい関係ができると良いなと思います。

それでは^^