実は駐車場スペースを犠牲にしていた
何回も要望しても実現できなかったリビングからアクセスの階段。それがなぜ可能になったのか。
それは駐車場スペースを削ったから実現出来たことです。家の奥行方向を広げたことにより、階段を従来の玄関ホールから水回りの脇まで移動することが可能になりました。これで子供が帰宅しても必ずリビングを通ることになり、思春期の子供と一切顔を合わせないという事が無くなります。しかも、リビング階段ではないので冷暖房効率の低下は避けられます。(知人宅はリビング階段ですが、冷暖房が効かない、声や音は1階~2階で響いてしょうがないと嘆いています)
駐車場スペースを削った弊害ももちろんあります。
私達の所有している車は私が乗る通勤用のコンパクトカー(全長4m)と妻の乗るLサイズミニバン(全長5m)です。リビングの道路側の駐車スペースは奥行4.7m程度しかないので、コンパクトカークラスなら停められますが、ミニバンや大型セダン、SUV等は停められません。
今後、子供の成長に合わせて車が変わっていくことが予想されますが、大型車2台になることはないだろうと予想し、このような駐車場計画としました。
セキスイハイムのプランとダイワハウスのプランを比較
セキスイハイムのこの提案を見た時、正直びっくりしました。
ダイワハウスのゾーニングを伝えて、そのプランを気に入っていると伝えたので、同じようなプランが提示されると思っていました。
しかしセキスイハイムの提案は今までの提案と軸がブレていません。デザイナーの意地とポリシーを感じました。
想定外の出来事に妻と困惑して無言でプランを見つめること数十秒。「妻と2人で話したいので、席を外していただけませんか?」とお願いしました。
妻と2人となり、「正直、予想と違ったね。ダイワとは違う間取りだけど、正直どっちがいい?」と聞くと「ダイワの間取りも気に入ってるけど、ハイムの間取りの方かリビングの奥行感があって広々感じるかもね。あと、パントリーの容量が大きいのが魅力的」
妻はすっかりセキスイハイムのプランが気に入った様子。しかし、セキスイハイムのユニット工法よりも自由度が高いダイワハウスでも、おそらくセキスイハイムと同じプランは作れるはず。逆にセキスイハイムではユニットの制約でダイワのプランが作れません。
プランはセキスイハイムが優勢。だとしたらそのままハイムにお願いするか、ダイワにハイムと同じ間取りを作ってもらうか。
ついさっきまでダイワハウスで決心していましたが、新たにセキスイハイムという選択肢が出てきました。
しかし、セキスイハイムはダイワハウスと比較し275万ほど高額。(そもそも屋根材や外壁材の仕様も違いますし)間取りがクリアになったことをセキスイハイム側に伝え、次のステップとして金額の話になりました。