こんにちは、はるです。
前回は我が家の家づくりのスケジュールを振り返ってみました。今回は建築家との出会いについて書いていきたいと思います。

建築家との家づくり

建築家に出会う

出会いは2015年秋に建築コンサルティング会社の相談会です。

建築家に設計をお願いしたい!と思いながらも、どうやって?誰に?アプローチしたらよいか困っていたところ、偶然建築家相談会が近所で開催されることを知り、軽い気持ちで参加したことがきっかけ。
建築家相談会は参加している住宅建築家たちに直接相談できるイベントです。会場に建築家がブースに建築模型や施工写真などと一緒にずらりと並んでいるので、その中から気になった建築家に話しかけるというイメージ。ちょっとお見合いパーティーみたい(笑)

「建築家 相談会」などで検索すると全国各地で開催されているイベントがヒットします。相談会ではあわせてインテリアセミナーやライフプランニング相談なども開催されていることが多いので、建築家に設計を依頼したい!と決めていない段階でも気軽に参加してみると楽しいですよ~

建築家に相談する

相談会では我が家の土地の特徴と家の条件・希望、予算を簡単に説明しました。

土地の特徴

こちらが我が家の土地です。
細長く、前面道路から敷地内の崖を上ると高台になっています。道路から直接覗かれないというプライバシーの高さはGood Point。
ただ、南側に山肌が斜めに切り込んでいるため四角くとれる平地が少なく、日当たりも悪いです。
面積はそこそこですが、建ぺい率40%容積率60%、風致地区条例により緑化面積を敷地の20%以上設けることが指定されています。さらに隣地境界・市街化調整区域境界からは離隔距離がそれぞれ1m必要と、全体的に見るとなかなか手ごわい条件の土地です。

家の条件・希望

  • 母娘の二人暮らしなので小さな家で良い
  • 各自の居室は小さくて良い
  • 寝室→バスルーム→洗面所→クローゼットの導線をスムーズに!
  • 母のワークスペース、娘のスタディスペースとなる書斎が必要

我が家が建築家に提示した条件・希望はこちら。まずは建築家の出す「我が家の土地にふさわしいプラン」を見てみたい!という気持ちがあったので、プラン前にあれこれ要望せず、意識的に最低限の条件だけを伝えました。

建築家の反応は?

数人の建築家とお話しさせていただきましたが、中でも8mの崖に最も食いついた興味を持ってくださった建築家にファーストプランの作成を依頼することにしました。
建築家のご自宅も崖地に張り出すように建てた「根っからの崖マニア」とはご本人談(笑)。

相談会の1週間後に現地調査、1か月後にファーストプランプレゼンテーションという流れになりました。

建築家の探し方

我が家のように相談会に参加している建築家と直接話をしてみる、という以外に、建築家との出会いはいくつか方法があります。

1.建築家に直接コンタクトする

住宅雑誌などで好みの設計をしている建築家を見つけたらネットで検索して事務所のウェブサイトを確認し、アポを取って訪問という流れ。
これが最もオーソドックスな方法だと思いますが、一方でちょっと敷居が高いな…と思うのも事実ですね。お目当ての建築家が決まっていればスムーズなので、事前によくよく雑誌やネットでたくさんの建築家物件の施工事例を見ておくと良いと思います。

2.住宅コンペで選ぶ

住宅コンペを開催してくれるコンサルティング会社に依頼して、与条件を伝えると、数人の建築家がプランを作成してくれて好きなものが選べます。
注意点としては「個人住宅のコンペには参加しない」と決めている建築家も少なからずいる(我が家の設計をしてくれた建築家もコンペ否定派)という点でしょうか。

建築家を選ぶ

我が家の場合、結果的に相談会で知り合ってファーストプランを依頼した建築家に家を建てていただくことにしました。プラン自体を気に入ったということもありましたが、決め手はコミュニケーションの取りやすさでした。
話がしやすい、こちらの意図を的確に汲んでくれる、打てば響く、レスポンスが早い。
そういったソフト面の相性、人柄が好きと思えたことが決定打になりました。実際、家づくりを通して建築家との打ち合わせはスムーズで楽しく、ついつい長話になったり、ビールを飲んで楽しむことも…(笑)

いろいろとトラブルが勃発した我が家の家づくりですが、建築家の誠心誠意の尽力のおかげで無事に竣工を迎えられそうで、感謝しかありません。
建築家との関係が良好でなかったら、3年にもわたった家づくりを楽しめなかったと思いますので、偶然ながらもいいご縁に恵まれてよかった…。

次回はそんな建築家の作成したファーストプランをご紹介したいと思います!