こんにちは、エクレアです。

前回の記事で我が家のこだわりについてお話しました。
そのこだわりの中でも最も分かりやすい?のが

「我が家にはリビングがない」

という点です。

「リビングがない」と聞いて、

「え!?なんで無いの?普通リビングは作るのが当たり前じゃない?」

と思われる方が多いと思います。
実際、私も家を建てる祭の勉強としてたくさんの間取りを見ましたが、新築でリビングのない家の間取りというものを見た記憶がありません。

しかし私は、熟考を重ねた上での結論として、リビングスペースを作りませんでした。
その理由は主に3つあります。

 1.リビングスペースを作るだけの広さがなかった
 2.食卓とテレビを分離したかった
 3.2世帯同居だから

それぞれについて解説していきます。

1.リビングスペースを作るだけの広さがなかった

これはとても分かりやすいですね。
実際、詳細打ち合わせの途中までは平屋でなく一部2階だったのですが、その時点ではリビングスペースはありました。
(アイキャッチ画像はその時の3Dパースです)
しかし、途中で方針転換し平屋で建てることが決定した際、一番問題になったのが広さ不足です。
建てる土地はそれほど広くなかったので、建築面積は一部2階のときと比べてあまり広げられなかったのです。
加えて家族要望等を勘案すると、どうしても全てを満たした間取りに収まらず、悩んでいました。
そんなとき、図面を見ながらふと思いました。

「リビングって、本当にいるのかな?」と。

これまで、普通はあるものだからと、特に疑いもせず当たり前な形でリビングスペースを置いていましたが、このとき初めて、我が家におけるリビングの存在意義について疑問を持ったのです。
そして以降は2.および3.に繋がってくるのです。

2.食卓とテレビを分離したかった

食事は一家団欒の場。なので、家族同士の語らいを大事にしたいと思っていました。これまでの環境では食事をする場所にはテレビがあったため、なかなか実現できませんでしたが、新居を建てるにあたって、そういった家族間のコミュニケーションを大事にしたいなという思いから、思い切って食卓から見える場所からテレビを外したいなと思っていました。

3.2世帯同居だから

新居を考え始めた頃から、2世帯なので、それぞれの世帯でリビング的空間があるので、共有空間にもリビングを作るのは冗長のような気がしていました。

そんな以前から持っていた思いもあって、今回思い切ってリビングを作らないという決断をしました。
家族も最初は驚いていましたが、自分の思いや考えを伝えると賛同してくれたのも採用を後押ししました。
まあ、昔の日本家屋にはリビングなどというシャレオツなものはありませんでしたが、特に不自由はなかったので、無いなら無いで特に問題ない気もします。
(料理を作りつつお昼のワイドショーを見たいというニーズはあるかもしれませんが(笑)

果たしてこの決断が良かったのか悪かったのかは住んでしばらくしてみないとわかりません。
また住み始めてから感じたこと、わかったことを後日お伝えします。

次回は、我が家のもう一つのこだわりについてお話します。