営業マンからの連絡

前回の打ち合わせで納得した間取りが出てきて、一気に候補に再浮上してきたセキスイハイム。しかし、第一候補のダイワハウスとは金額差が約275万あります。

今の金額差のままではダイワハウスを選ぶ旨を伝えて、縁あって私たちを最初に案内してくれた所長代理(エリアNo.2の権力を持つらしい)に相談することに。連絡を待ちます。

今でも鮮明に覚えています。月曜日の昼前、営業マンから連絡がありました。

「私が参加したわけではないので詳細はまだ報告を受けていませんが、本日エリア内の店長以上の職制が集まって受注報告や今後の方針を決定する営業会議というものが行われたのですが、所長代理がゆうとんさんのことを議題に上げてくれました。そこで金額のことで迷っているなら支社予算枠を補填して、値引きを拡大してなんとしても受注して来いと指示があったようです。その内容を提案させていただきたいのですが、本日お仕事終わりに展示場にお越しいただくことは可能ですか。」

本当に営業会議があったかどうかは分かりませんが(単なるパフォーマンスかも。。。性格が曲がっているので他人が言ったことは確証がないと信用出来ませんw)金額が有利になるのはありがたいこと。仕事帰りに展示場に伺うこととしました。

展示場巡りをしている方は十分ご存知かと思いますが、ハウスメーカーとの打ち合わせはかなりの時間とパワーを使います。土日両方をハウスメーカーとの打ち合わせに使うことは難しかったので、金曜日の夜19時~と土日どちらかの午前中、週2回の打ち合わせを基本として進めました。当時妻は妊婦で、長男は2歳。特に平日の夜19時からの打ち合わせ時は妻と長男はあらかじめ夕飯と風呂を済ませてもらっていて、私は定時て帰宅して18時。そこから夕飯と風呂を済ませて18:50に展示場に向かうという事をやっていました。少し離れたエリア最大の展示場に行くときは夕飯を車中でおにぎりや総菜パンで済ませたことも。今となっては良い思い出です。w

話を戻します。

営業会議の結果、私達に支店枠の値引き決済がおりました。

その内容を聞きに展示場へ。出迎えてくれたのは営業マンと店長、そして所長代理。パフォーマンスのためかもしれませんが、またわざわざ所長代理が登場しました。こういった「私達は特別に待遇されている」と思わせるのも商法なのでしょう。私は性格が曲がっているので情には流されませんw

そして、気になる値引き額の詳細内容は。。。追加値引き200万!!あれ、ダイワハウスとは275万の金額差があると伝えたはず。まだ金額差が埋まらないではないですか。

なんて思っていると、すかさず営業マンは「単純なお値引きではいくら支社枠予算を使用してもこれが限界です。ただし、条件を付けさせてください。今回の提案はZEHの補助金ありきで提案します。具体的にはZEHの申請をして、無事認定されれば125万の補助金を受け取れます。もし補助金の予算枠が無くなったり、ZEHの申請から漏れてしまった場合、セキスイハイム側がゆうとんさまに125万お支払いいたします。」

この商談は2016年10月末に行われていました。当時ZEHの予算が夏頃に無くなったため、その後はZEHの基準を満足していても補助金が貰えない状況でした。しかし、補正予算でZEH補助金枠が増額されることが決まった直後です。なので上手くいけば補助金を受け取れますが、ZEHの性能を満足していても性能競争となり、申請が認可されない可能性がありました。

このような状況であったため、ダイワハウスの提案はZEHの申請を出来る建物性能は確保していたが、申請が認可されるか分からなかったためにZEH申請には消極的でした。申請には数十万の申請費用が必要なため、その費用が無駄になってしまう可能性があるためです。

確かに125万の補助金が確定していれるので、それを値引きと考えればダイワハウスとの金額差は逆転して約50万ほどセキスイハイムが安価と考えることが可能です。

これで金額的には同等。あと立ちはだかる壁は妻の気にする見た目のみです。