5年前にマンションか一戸建てかを迷ったときも訪れていたので、住宅展示場に来たのは二度目でした。雰囲気は心得ていたつもりなのですが、やっぱり思うようには進みません。
どんな家に住みたいのだろう?というイメージ作りと共に、どこの建築会社にどんな特色があるのだろう?を「広く浅く」知りたく、訪れたつもりでしたが、モデルハウスに入ると、営業さんがしっかりと食いついてきて、なかなかテンポよく進むことができません。
「ただ見に来ただけです〜、いいです〜、いいです〜」と連呼しながら駆け抜けていくように、どんどん見学しているおばさんもいましたが、あの域に達することはできませんでした。
それなりに真面目に家づくりを考えているので、営業さんの話を聞いてみたいという気持ちもありますし、もしかすると、ここで建てるかもしれないと思うと無下にもできず。
それに子連れですので、フットワーク軽く、思い通りに見て回ることもできず、結局、大手のハウスメーカーと地元の工務店の家を3軒ほど見たところで、疲れ果ててしまいました。
こんなことで、家づくりのパートナーが見つかるのでしょうか?
「あと、1件だけ見て帰ろう。」と、話をしていて、最後に入ったのが、ヘーベルハウスでした。
当時、私は木造で建てるつもりでしたので、鉄骨系の代表格でもあるへーベルの話も聞いておこうという程度だったのですが、どうも妻は初めから鉄骨がよいと思っていたようです。
妻は、TV番組「ビフォアーアフター」の大ファン で、これまでも経年劣化や施工不良で朽ちてきた数多の木造住宅をみてきたらしく、木造はありえない、という考えだったようです。
この日へーベルハウスで担当してくださった、営業さんの聞く姿勢、聞きだす姿勢、長所短所の説明、建築に向けての助言など、どれも的確で、この人だったらお願いしてみてもよいかなと思いました。
1時間ほど滞在していたと思いますが、大興奮でぐるぐる動き回る息子を
へーベルの別の職員の方が、見ていてくださったので、集中して話が聞けたようにも思います。他のHMでは、優しくはしてくれるのですが、そこまで関わってくれなかったので、すぐに次の家に行こうモードになってしまい、ゆっくり話を聞けませんでした。
「うん、うん、へーベルもいいね」、という話になったのですが、
この日は次回間取りだけでも作ってみましょう、という話で終わりました。
でも、まだ夫婦の中ではヘーベルハウスにお願いしてみようか、
という感じではなかったです。
なぜなら、僕ら夫婦は建築家に家をお願いしてみたいと思っていたからです。